大蕨地区地域資源の活かし方(社会人力育成山形講座)(地域学)
 How to use of the area resources in OWARABI (Regional Studies)
 担当教員:横井 博(YOKOI Hiroshi)
 担当教員の所属:教育・学生支援部サテライト
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
この授業では、事前学習と現地調査を踏まえて、山辺町大蕨地区の地域資源をどのように活かすのかについて、「閉校した校舎の再利用」を中心テーマとして検討し、提案します。また、この地区では日本棚田百選に選ばれた景観を大蕨棚田再生事業に取り組みながら復活する動きがありますが、今回の授業ではその再生事業に参加します。これらの一連のプロセスを経て社会人力(課題解決力、コミュニケーション力等)を養成します。
・到達目標
(1)「閉校した校舎の再利用」を中心テーマとした大蕨地区の地域資源活用について検討・提案することにより、課題解決の目的と方法の理解を深めることができます。
(2)大蕨棚田再生事業や大蕨地区むらづくり等の理解から、地域資源について適切に説明することができるようになります。
(3)課題解決力やコミュニケーション力等の社会人力について自己評価を行うことで、それらがどのように養成されたかを確認しつつ、それらの能力を理解します
・キーワード
課題解決、地域資源、大蕨棚田再生事業、社会人力(課題解決力、コミュニケーション力等)

【科目の位置付け】
この授業は、「社会を構成し運営する自立した人間としての人間力」を育成するものです。

【授業計画】
・授業の方法
本授業は「集中講義」形式で実施します。「閉校した校舎の再利用」を中心テーマとした大蕨地区の地域資源の活かし方について、受講生をいくつかのグループに分けながら、その実態を調査し検討・提案します。また、大蕨棚田再生事業の「稲刈り」に参加することでその事業の支援活動を行います。
・日程
※当授業や「社会人力育成山形講座」の説明会を4月上旬に行います。別途、関連情報を提供しますので留意ください。
(現時点の予定です。日程の変更については適宜説明します。)
第1回(9・9)事前学習(大蕨棚田再生事業、課題解決等について講義、諸説明)
第2回(9・10)現地調査(大蕨地区地域資源調査)
第3回(9・11)現地調査(大蕨地区地域資源調査)、提案検討
第4回(9・16)提案検討
第5回(9・17)棚田再生事業参加(稲刈り等)、プレゼンテーション

【学習の方法】
・受講のあり方
事前学習や現地調査等において生じる疑問は質問で解消、気づきやアイディアはメモで蓄積、のこと。グループ活動は受け身ではなく主体的な取り組みが求められます。また、大学から地域内の移動は大学側で対応しますし、現地調査の服装等留意事項については第1回目に説明します。なお、2日以上の欠席はしないこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義や現地調査で得られる様々な問題意識を十分に書き留め、整理し、それらを次の課題解決の提案に結びつけるような予習が重要です。さらにグループ活動に関する反省点等をまとめておくこと。

【成績の評価】
・基準
小レポートは、事前学習について、さらに現地調査の内容、問題点の抽出について的確にまとめられていること。課題解決提案は、課題にそって論理的に考察され、独自の視点で検討されたものであること。グループ活動は主体的に行われること。最終レポートは、学びや気づき等自らの行為について全体的に総括し、またレポートテーマについて論点が整理されてまとめられていること
・方法
授業参加状況10%、小レポート(2回)20%、課題解決提案25%、グループ活動25%、最終レポート20%

【テキスト・参考書】
授業時に適宜プリント等を配付します。

【その他】
・学生へのメッセージ
地域は多くの課題に直面していますが、大学教育にとっては生きた教材です。その課題解決への提案をとおして、地域を学びつつ自己の社会人力を振り返り、さらには知識の有用性に気付く、ということをこの授業では目指しています。
・オフィス・アワー
どのようなことでも気軽に相談してください。 連絡先:(メール)yokoi-h@jm.kj.yamagata-u.ac.jp (電話)023-641-2681

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