日本語上級2(秋)読む(日本語E)
 Advanced Japanese 2 (Fall Semester) Reading (Japanese E)
 担当教員:遠藤 義孝(ENDO Yoshitaka)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
日本語上級レベルの「読む」能力を身につける。
日本人が普段読むレベルの教材を使い、読解力を養う。
・到達目標
1.日本人が読んでいる本が読める
2.書かれてある内容を理解する
3.書かれてある内容を要約出来る 
4.要約したことをレジメなどに表記出来る
5.みんなの前で発表出来る
・キーワード
日本人の美意識、シンメトリー、雅と粋、ジャポニズム、クール・ジャパン

【科目の位置付け】
この授業は留学生が論文作成や論文発表をするために、必要な文献を読みこなせる語彙力、読解力を習得するためのものである。

【授業計画】
・授業の方法
「かたちの日本美」の文章を読んで内容を理解する。
・日程
第1週. 授業のやり方の説明
 2.  和の美と日本人
 3.  日本人の美意識
 4.  「ぼかし」と「にじみ」
 5.  装飾の日本美
 6.  和の美と日本文化
 7.  花鳥風月、雪月花
 8.  ジャポニズム 
 9.  20世紀のデザイン 
10.  生け花、家紋
11.  現代デザインの中の日本美
12.  ネオジャパニズムとサブ・カルチャー
13.  未来への伝統美
14.  日本人の美意識と生活スタイル
15.  まとめと試験

【学習の方法】
・受講のあり方
日本人学生が読むレベルの文章を読んで、書かれてある内容を十分理解しているかどうかを要約や口頭発表によって検討する。また、伝統的な日本デザインから現代のファッション、アニメに至る現代の日本文化を知る手がかりとする。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習はテキストのわからない単語や表現、読めない漢字などを辞書で調べておくこと。
復習は学習した言葉、文法事項、表現をノートに整理しておくこと。授業内容に関連した書籍を読むこと。

【成績の評価】
・基準
1.内容を理解しているか。
2.章に書かれてある内容をまとめることが出来るか
3.まとめた内容を適切に表記出来るか
4.書かれてある内容をわかりやすく発表出来るか
5.上記のことを総合的に判断し、合否の判定とする
・方法
授業で発表など   20点
レポート提出    10点
試験        70点

【テキスト・参考書】
テキスト:三井秀樹著 「かたちの日本美」 NHKブックス
参考書:松岡正剛著 「日本という方法」  NHKブックス

【その他】
・学生へのメッセージ
図書館や美術館などへ行き、自らの手で調べたり、自分の目で見ることも必要です。

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