体感する科学(物理学)
 Understanding nature of scientific phenomena(Physics)
 担当教員:千代 勝実(SENYO Katsumi)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
計算や暗記に拘泥することなく、実感的・体験的に科学現象を理解して、準定量的に適用できるようになる。
現代の社会生活では、教養としての科学的な知識と適用力が大きな助けとなるが、この講義では、数式や詳細な知識を使わず、具体的な現象を体感的に経験することにより、その能力を養う。その手法として、演示実験・学生実験・思考実験・グループ討論などの学生が参加する講義形式をとる。
単純で厳密に評価が可能な基礎物理学をはじめとする理系科目を素材として講義実験を行うが、経済学や心理学などの領域も必要に応じて参照する。前提の知識は一切必要としない。
・到達目標
以下のような学生が、今後どのように自分で勉強していけばよいか指針と自信を持てるようになることがこの講義の目標である;
 数式の変形や暗記だけでは、講義や科目の意味が納得しづらい
 科学に興味はあるが、教養として身につける方法がわからない
 世間に流布している科学情報を理解した上で判断したい
・キーワード
科学リテラシー 実験

【科目の位置付け】
教養科目 自然と科学領域 物理学

【授業計画】
・授業の方法
講義は教員による解説と、演示実験・学生実験・思考実験・グループ討論などの学生参加、及び理解度を問うアンケートからなる。宿題として小レポートを課す。授業日程は目安であり進度によって変更する。
・日程
第1回 ガイダンスと小実験の例の紹介
第2〜3回 小実験と学生による実験 
第4回 確率と確からしさを体感する
第5回 レポートやプレゼンテーションの書き方
第6〜7回 電磁気学を体感する
第8回 不思議な実験
第9〜11回 課題解決型実験I
第12〜14回 課題解決型実験II
第15回 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
講義では学生の参加を前提としますので、積極的に参加してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に必要ありません。
講義内容に関して各自で検討するためのレポート課題を課します。

【成績の評価】
・基準
4回程度の宿題レポートと出席によって評価する。出席は理解度調査アンケートの提出で代替するが、アンケートの回答内容自体は基本的に考慮しない。
・方法
レポート(50点)と理解度調査アンケートの提出(50点)によって評価する。

【テキスト・参考書】
特にテキストは指定しない。
ガイダンス時に必要に応じて紹介する。高校までの理科教科書を読んでおくとよい。

【その他】
・学生へのメッセージ
1クラス定員20名、2クラス(計40名)で実施する。希望者が多い場合はガイダンス時に抽選を行う。
講義内容やレポート課題の疑問点について、担当教員、家族・友人に積極的に相談することが望ましい。
書籍・図書館・インターネットなどの利用を積極的に行うことが望ましい。
理解度調査アンケートは個人が特定されない形で、教員の講義技術向上のための研究発表に使用することがあります。
・オフィス・アワー
講義開始前・終了後。それ以外はメールなどで担当教員の空き時間を確認すること。

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