【授業概要】
・テーマ
私たちの社会では、300万を超える会社が事業を展開しており、日常的に必要なものやサービスは、このような会社との取引で得ている。こうした会社の事業遂行について、実際に誰がどのように決定しているのか、また会社との取引に関して、どのような問題が生じ、それを解決するためにどのような規定が置かれているかを見ていく。
・到達目標
会社という「組織」に関する法律、「取引」に関する法律について、基礎的な知識を習得します。その上で、会社をめぐるさまざまな問題、紛争をどのように解決したらよいか、つまり関係者の利害をどのように調整したらよいかについて考えてみましょう。
【科目の位置付け】
基幹科目(共生を考える):会社に関わる人々の間の利害調整を通して、立場の異なる人々の間の公正、公平をどのように実現するかを考えます。
【授業計画】
・授業の方法
・日程
1 オリエンテーション 法的な考え方 2 会社について 3 会社の機関 4 株主総会 5 株主総会決議の瑕疵 6 取締役と取締役会 7 取締役の義務 8 監査役 9 会社と取引 10 売買契約 11 代金の支払い 12 国際取引 13 国際物品売買契約 14 国際物品運送 15 国際取引の契約書
【学習の方法】
・受講のあり方
配布された資料等を参照しながら、講義ノートを作成してみましょう。また、講義中は適宜質問しますので、自分の考えを常にまとめるように心がけましょう。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から新聞などで会社に関するニュースをピックアップし、何が起こっているのか、何が問題となっているか調べてみましょう。
【成績の評価】
・基準
1 会社および会社の取引に関する基本的な法的事項について理解していること。 2 会社に関わる人々がどのような利益を有しているかを理解していること。 3 自分の見解を論理的に説明、記述できること。
・方法
小テスト(10点×3) 期末試験(70点)
【テキスト・参考書】
適宜指定します。
【その他】
・学生へのメッセージ
会社という組織や会社の取引は、想像しにくいかもしれませんが、実はとても身近名ものです。適用される規定の背景を知ることによって、その身近さを実感することができると思います。
・オフィス・アワー
火曜日10:30~13:00 コーエンズ研究室
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