【授業概要】
・テーマ
古代ギリシアの初期からのさまざまな思想に系統的に触れながら、自然、社会の中での人間についての考えを学ぶ。
・到達目標
ギリシアの思想に見られる自然観と人間観を知ることにより自然、人間、学問について自分で考える手がかりをえる。
・キーワード
自然、魂、言葉、倫理
【科目の位置付け】
基盤教育・教養科目
【授業計画】
・授業の方法
プリントを配布し、説明を加える。
・日程
初期のギリシア思想を概観したのち、アリストテレスの自然、魂、倫理の考えを見ていく。 (1,2)古代ギリシアの歴史と神話の紹介。 (3,4,5,6)初期の哲学者たち(タレース、アナクシマンドロス、ピュタゴラス、ヘラクレイトス、パルメニデス、デモクリトス(原子論))。 (7,8) ソクラテスとプラトン …1回目の課題提示予定。 以下、アリストテレスについて。 (9)自然。 (10,11)魂と知(身体、知覚、思考を含む)。 (12,13)倫理(習慣、中庸、友愛) (14,15)近代思想との比較など。 まとめ。…2回目の課題提示予定。
【学習の方法】
・受講のあり方
「自然の考察の端緒」、「共同体の中での人間」ということに注目してほしい。 質問をしてみよう。
・授業時間外学習へのアドバイス
或る程度まとめて復習し、系統的に理解しながら、課題の準備をかねて感想や意見をまとめておくとよい。
【成績の評価】
・基準
思想内容を理解し、自分で考えることができるかが、評価基準となる。それを見るための記述式課題を設ける。
・方法
(1)授業参加 (2)課題提出(2回) 配分は課題85%、授業参加15%の予定。
【テキスト・参考書】
テキストは使わない。 参考となる本:『西洋哲学史 古代から中世へ』熊野純彦、岩波新書。
【その他】
・学生へのメッセージ
世界の考察の出発点に触れてみよう。
・オフィス・アワー
水曜日:12:00-13:00
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