日本史Ⅰ-原始から古代-(歴史学)
 The history of Japan (History)
 担当教員:荒木 志伸(ARAKI Shinobu)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
原始から古代までの日本史の基礎的な知識を習得し、歴史学的なものの見方を習得する。
・到達目標
対象となるのは、旧石器~平安時代である。それぞれの時代の基礎知識を習得した上で、最新の考古学や歴史学の研究成果を学び、大学での歴史学の考え方を身につけることができるようになる。
社会人になった時、海外との関わり無しに仕事をしていくことはできない。その際に他者や異文化を理解せねばならない機会が頻繁に生まれ、自らの文化も語らねばならない。必要となる教養と知識を得て、考える力を身につけてほしい。高校で日本史を習わなかったことを悩んでいる人、勉強したものの自信がないので再びきちんと勉強したいなど意欲がある人の履修も歓迎する。
・キーワード
日本史、考古学、歴史、旧石器、縄文、弥生、古墳、奈良、平安

【科目の位置付け】
日本史に関する基礎知識を、自主学習も含め習得したうえで、過去の歴史について自ら考え、様々な視点から考察できる力を身につける。

【授業計画】
・授業の方法
事前にアナウンスした講義範囲について、毎回の授業の冒頭で小テストを実施(試験10分、採点5分)し、自主学習の成果を確認する。
その後、対象となった時代の最新の歴史学成果について、わかりやすく解説する。
・日程
1、 講義の進め方に関するガイダンス
2、 文化のはじまり
3、 農耕社会の成立
4、 古墳と大和政権
5、 飛鳥の朝廷
6、 律令国家の成立
7、 平城京の時代
8、 天平文化
9、 平安朝廷の形成
10、摂関政治
11、国風文化
12、荘園と武士
13、東北地方の歴史① 日本史と地域の歴史
14、東北地方の歴史② 日本史と地域の歴史
15、試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
毎回、きちんと授業に出席して、積極的に質問や疑問を授業時間内に解消すること。
配付したレジュメ・資料をきちんと整理し、出席カードには必要事項を書き入れること。
・授業時間外学習へのアドバイス
小テストのための準備や予習を十分におこない、授業の予習・復習を欠かさないこと。毎週の試験対策は大変です。

【成績の評価】
・基準
きちんと授業に出席して、疑問については積極的に質問して時間内で解消すること。
配付したレジュメ・資料をきちんと整理し、出席カードには必要事項を書き入れること。
小テストのための準備や予習を十分におこなうこと。
・方法
毎回の小テスト 65点  本試験 35点
遅刻は厳禁とし、単位取得には3分の2以上(10回以上)の出席が必要となる。

【テキスト・参考書】
テキスト:『詳説日本史』山川出版社※必ず2014年4月刊行の「改訂版」を使用のこと。
これに加えて、毎回A4資料を配布します。
参考書:網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』ちくま学芸文庫
    網野善彦『日本社会の歴史〈上〉』岩波新書

【その他】
・学生へのメッセージ
毎週の試験では、教養としての日本史として必要な内容を習得するには絶好の機会です。またテスト後の授業では、具体的な事例をあげて最新の考古学・歴史学の情報や研究成果を取り入れて、高校までの歴史とは異なる大学での歴史学について学ぶ機会となります。一緒に頑張りましょう。
・オフィス・アワー
授業内で提示します。

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