【授業概要】
・テーマ
専門分野での学業の充実や社会で活躍するための基盤となる能力(社会人基礎力)をみがき,育てる授業です。この授業では特にプレゼンテーション能力の向上に的を絞って、徹底的に鍛え上げます。就職活動を控えた高学年の学生の履修も歓迎します。
・到達目標
1)プレゼンテーションに取り上げるにふさわしい課題を社会から抽出できるようになる(課題発見力)。 2)相手に伝わるプレゼンテーション能力を身につける(プレゼンテーション力) 3)スケジュールに従って準備を行うことができるようになる(タイムマネジメント力、自己管理力)。
・キーワード
課題発見力 自己管理力 プレゼンテーション力 タイムマネジメント力
【科目の位置付け】
スタートアップセミナーの応用編として、大学での学習、就職活動や社会時としての仕事に必要な能力を磨く実践的な授業です。
【授業計画】
・授業の方法
まずは優れたプレゼンテーションの実例を観察し、そこから自分に取り入れるべきポイントを各自が抽出します。その後教員がテキストに従って理論的説明を行います。資料の引用等で必要な著作権についても説明した後、各自が第1回プレゼンテーションの準備に入り、発表会、フィードバック(教員の評価と学生相互の評価)を経て、第2回目のプレゼンと進んでいきます。
・日程
1 オリエンテーション・グルーピング(受講者数によっては行わない場合があります) 2 優れたプレゼンテーションを見る 3 プレゼンテーションの理論(話し方・スライド等の作成法) 4 データの収集方法・著作権の基礎知識 5・6 プレゼンテーション準備7~9 第1回プレゼンテーション 10 振り返りと第2回プレゼンテーション準備 11プレゼンテーション準備 12~14 第2回プレゼンテーション 15 振り返り・達成度自己評価
【学習の方法】
・受講のあり方
社会のさまざまな場面で必要とされる能力であるプレゼンテーション力をみがくのが最大の目的です。コツを覚えて経験すれば必ず上達できます。積極的に取り組みましょう。
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習 リハーサルは絶対に行った方が効果がありますので、やってみましょう。 ・復習 優れたプレゼンを紹介するテレビ番組等を積極的に視聴するようにしましょう。
【成績の評価】
・基準
1)スケジュールに合わせて周到な準備ができたか。 2)ハイレベルのプレゼンテーションができたか。
・方法
1)第2回目のプレゼンテーション 50% 2)達成度自己評価報告書 50%
【テキスト・参考書】
テキスト:山形大学基盤教育院編『社会人基礎力をみがく ―アドバンストセミナーマニュアル―』(山形大学出版会、800円+税)/参考書:山形大学基盤教育院編『なせば成る! ―スタ-トアップセミナ-学修マニュアル― 』(山形大学出版会、800円+税)
【その他】
・学生へのメッセージ
「社会人基礎力」と言われてもピンとこない人は多いと思います。大学時代をアイドリングタイム、最後の人生の休憩時間と考えれば確かにそうでしょう。しかし、大学時代を社会に出るための助走、準備期間ととらえれば、大学生活に慣れた時期、就職が気になりだした時期こそ基礎力をみがく絶好の機会です。大学では試行錯誤が許されます。たくさん失敗しながら、友人たちと切磋琢磨して力を蓄えましょう。
・オフィス・アワー
木曜日 7・8校時
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