感動する化学(化学A)
 Moving Chemistry(Chemistry A)
 担当教員:並河 英紀(NABIKA Hideki)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
現代社会は、化学(科学)技術に支えられています。化学(科学)の成果は全ての人の身近にあり、生活を支えています。本講義では、身近に存在する化学(科学)技術に関する話題を提供することでその実感を強く持つことを目指し、また、化学(科学)技術と社会のかかわりの現状を正しくとらえる教養を身につけることを目的とします。
・到達目標
化学がもたらした製品・技術・諸問題についての理解を深め、適切に説明できるようになる。
・キーワード
化学、物質、元素、環境、社会

【科目の位置付け】
この講義は、現代社会を支える基盤の一つである化学について様々な事例を元に基礎的な知識を身につけることで、健全で良識ある市民として現代社会を生きるための豊かな教養を習得するものである。(基盤教育の基本理念(1)学士課程教育における基盤教育の位置付けより)

【授業計画】
・授業の方法
・毎回、「今日の元素」と題した導入からはじめる。ここでは、その日の元素(群)に関して、特に高校までの化学では習う事のない内容を取り上げて、我々の生活にどのようにして活かされているのかを説明する。
・その後、特定の化学的トピックスを幾つか取り上げ、その原理・現代社会における実用例・現代社会にもらたした諸問題などを説明する。
・日程
おおよそ、以下のスケジュールにて行う。「今日の元素」およびレポート等課題の解説などにより、スケジュールは必要に応じて調整する。
第1回目 講義の進め方とガイダンス
第2回目 イントロダクション
第3回目 物質の構造・状態・変化(1)
第4回目 物質の構造・状態・変化(2)
第5回目 高分子・有機材料(1)
第6回目 高分子・有機材料(2)
第7回目 無機・セラミックス材料(1)
第8回目 無機・セラミックス材料(2)
第9回目 電子情報材料
第10回目 食品の化学
第11回目 衣料の化学
第12回目 生命の化学
第13回目 環境とエネルギー(1)
第14回目 環境とエネルギー(2)
第15回目 試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
・パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
・講義に必要な資料は配布する。
・授業時間外学習へのアドバイス
・講義で得た知識に関することがニュースや新聞などで取り上げられた時、自分なりに関連付けて内容を調べる。

【成績の評価】
・基準
・講義で取り上げた内容に関して適切に説明できることを合格の基準とする。
・方法
平常点(出席点)30点+レポート30点+期末テスト40点

【テキスト・参考書】
教科書:指定なし
参考書:日本化学会編「感動する化学」(東京書籍)

【その他】
・学生へのメッセージ
私たちの身の回りには化学によって支えられているものが数多くあります。この講義では、普段何気なく使っているあるいは見ているものの原理に触れ、いかに化学の世界が現代社会の役に立っているのかを実感してください。そうすることで、化学に対するより深い興味・理解が得られると思います。
・オフィス・アワー
・連絡先:nabika@sci.kj.yamagata-u.ac.jp
何かあれば随時連絡をしてください。

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