判例を読もう(教養セミナー)
 Exploring judicial precedents (Education Seminar)
 担当教員:小笠原 奈菜(OGASAWARA Nana)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
日常生活を送る中で巻き込まれる可能性のある身近なトラブルについての裁判例を通じ、判例や論文などの文献の調べ方や判例の理解の仕方を学ぶ。
・到達目標
問題に対する調査方法、レジュメの作り方やゼミナールでのプレゼン方法を身につける。

【科目の位置付け】
この授業は、裁判例について様々な視点から理論的に考察することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
報告者を決め、その報告をもとに質疑応答、議論を行なう。
・日程
初回(場合によっては2回目も)配布レジュメを簡単に読み、法学学習における判例の役割を理解する。
その後、普段の生活の中で関わってくる裁判例のリストから興味を持ったものを選び、その裁判例についてそれぞれ担当者を決めて報告・討議する。

<近年扱った裁判例>
「元女性は父親になれるか(性別変更と嫡出推定)」「非嫡出子相続差別違憲判決」「ライブドア事件」「看板撤去と権利濫用」「パブリシティ権侵害」など。


15回のうち1回、山形地方裁判所にて裁判傍聴を行なう。
 

【学習の方法】
・受講のあり方
あらかじめレジュメ等を読んだ上で、少なくとも毎回一回は発言をする。
・授業時間外学習へのアドバイス
<予習>
担当チームはレジュメを作成する。
担当チーム以外の者は、該当判例や関連文献をあらかじめ読んでおく。

<復習>
議論をまとめ、疑問に思ったことを調べる。

【成績の評価】
・基準
問題に対する調査方法、レジュメの作り方やゼミナールでのプレゼン方法を身につけているかを、報告の内容、議論への参加、発言などを総合的に考慮して評価を行なう。
    
・方法
議論への参加 30点    報告 70点
  

【テキスト・参考書】
六法(どのようなものでも構いません)
 

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 13時~14時30分

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