多文化交流III(教養セミナー)
 Multicultural Understanding III(Education Seminar)
 担当教員:尤 銘煌(YU Minhoan)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:1年,2年,3年,4年   科目区分:教養科目 応用と学際領域 教養セミナー     
【授業概要】
・テーマ
日本人の通過儀礼―葬送儀礼を中心に
・到達目標
本講座の目的は、通過儀礼の中で最も重要で、伝統的であり、最も複雑な葬送儀礼を通して、日本人の死生観を探り、日本文化,日本社会を理解することができるようになる。まず、テキストをもとに授業を行う。さらに、現地調査によって他国の儀礼、死生観と比較しながら、理解を深める。受講者は授業への積極的な参加、討論、発表が求められる。そして、授業中に留学生とディスカッションを行い、他文化について理解を深めるとともに自文化を再認識することを身につける。
・キーワード
通過儀礼、葬送儀礼、多文化交流

【科目の位置付け】
教養科目 応用と学際領域 教養セミナー

【授業計画】
・授業の方法
講義を受身的に聞くのでなく、質疑応答、討論に積極的に参加する。
・日程
第1週 ガイダンス
第2~14週 テキスト講義、討論、現地調査
第15週 発表、討論、まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
講義を受身的に聞くのでなく、質疑応答、討論に積極的に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で読んだ内容に関して積極的に周りの日本人や留学生と話し合うこと。

【成績の評価】
・基準
日本の葬送儀礼について、授業で学習した基本的な概念を適切に説明できることを合格の基準とします。また、多文化理解の基礎的な知識を身につけるための授業での活動に積極的に参加できていることも合格の基準です。
・方法
平常点             30点
授業参加点           20点
期末レポート点         30点
多文化交流の実績レポート点   20点

【テキスト・参考書】
テキスト:ひろさちや『お葬式をどうするか 日本人の宗教と習俗』PHP研究所、2000.
参考書: 
尤銘煌『日本と台湾における通過儀礼の比較研究ー葬送儀礼を中心に:社会学的 分析』太陽書房、2005.
尤銘煌『愛知、三重、静岡、山形各県の離島における通過儀礼の特徴と変遷ー少子高齢、過疎化のもたらしたもの』太陽書房、2012.
尤銘煌『山形紀行ー異文化に出会った尤先生の山形、そして日本』致良出版社、 2006.
尤銘煌『私の日本発見(山形県留学生日本語スピーチコンテスト作品集第1-第5回)』,大風印刷,2015年02月

【その他】
・学生へのメッセージ
本を読むだけではなく、現地調査を通して、実際の日本社会、文化に触れ、現地の人々と交流することも重要な目的の一つである。また、授業中の討論や多文化交流活動などを通じて、日本人学生、留学生相互の理解を深める。
・オフィス・アワー
金曜日14:40pm~16:10pm

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