敬語と話し方のレッスン(アドバンストセミナー)
 Training of honorific expressions and speech(Advanced Seminar)
 担当教員:山本 陽史(YAMAMOTO Harufumi)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
 専門分野での学業の充実や社会で活躍するための基盤となる能力(社会人基礎力)をみがき,育てる授業です。この授業ではとくに,日本人の多くが難しいと感じる日本語の特徴敬語法と、敬語を適切に使うことも含めた実践的な話し方を学びます。
・到達目標
1)場面に応じた適切な敬語を使えるようになること
2)相手に好感を持ってもらえ、かつ自身の考えが伝わる話し方を身につけること
・キーワード
敬語の5分類 発声法 呼吸法 コミュニケーション能力

【科目の位置付け】
スタートアップセミナーでは学ぶことがなかなかできない分野の基本的な言語能力を身につけるための導入科目です。

【授業計画】
・授業の方法
はじめに敬語法の理論を学び、それをふまえて実際にいろいろな場面を設定して敬語を使った文章を書き、またロールプレイの形式で敬語を含んだ会話をする練習をします。あわせて、腹式呼吸により発声法を学び、話の組み立てや使用する語彙を工夫することで相手に自分の考えを伝えるためのスピーチを実践します。
・日程
1 社会人基礎力とは何か 2~4敬語法の基本 4・5 敬語を含んだ文章を書く 6~8 敬語を使って話をする(ロールプレイ) 9 会話のための呼吸法と発声法 10 相手に伝わるスピーチの組み立て方 11 スピーチの準備 12~14 スピーチを行う 15 振り返り 

【学習の方法】
・受講のあり方
敬語や話し方は理論的なことをいくら覚えてもそれは「畳の上の水練」で、理論と実践のバランスを取りつつ学んでいくことが重要です。積極的に使ってみる、声を出してみることに心掛けて下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習 敬語法について今まで(高校時代まで)学んできたことを振り返ってみましょう。
・復習 教わったことを定着させるために、敬語を実際に使ってみたり、発声練習をすることが定着に効果的です。 

【成績の評価】
・基準
・場面に応じた適切な敬語を使えるようになったか
・相手に伝わるスピーチができるようになったか
・方法
・敬語についてのテスト 30%
・スピーチ 30%
・達成度自己評価報告書 40%

【テキスト・参考書】
山形大学基盤教育院編『社会人基礎力をみがく― アドバンストセミナーマニュアル ― 』(山形大学出版会、800円+税)

【その他】
・学生へのメッセージ
学生のうちから「社会人基礎力」なんて、と思っている人もいるかも知れません。しかし、18歳選挙権が与えられた現在、学生は大人の入り口であり、フレッシュな社会人なのです。未熟ゆえに皆さんには無限の伸びしろがあります。「鉄は熱いうちに打て」。さあ、大人への準備に取りかかりましょう。
・オフィス・アワー
水曜日9・10校時

81100006-2016-09-79384