＜社会を知る時間　～社会に興味を持ち、将来について考える～＞
前期『自己理解（キャリアデザイン）』に引き続き、本授業では、本学が掲げる人生を強く豊かに生きていくための「人間力」を高める事に主眼を置き、最終学年次（4年、修士2年生）に納得した意思決定（進路決定）ができるよう、早期から社会性の習得と確立を目指し取り組んでいきます。内容としては、社会に出て働く上で必要な基礎的知識（経済・金融・法律（労働法）・税金など）について、各専門分野の先生のお話を聞き、グループでディスカッションを行います。そしてより社会理解を深めるための研究課題にグループで取り組み、成果を発表していただきます。また社会でも求められる能力として挙げられる「コミュニケーション能力」を高めていくための取り組みも行っていきます。※ここで扱うキャリアとは、「どのように生きていくのか」、「どのように学んでいくのか」、「どのように働いていくのか」の3つを問いかけるものになります。

以下3点を目標とし、自分に「自信」が持てることを目指します。
①グループで研究した課題の成果を発表できる。
②日々のニュースなど社会の動向に興味・関心を持ち、情報収集できる。
③「コミュニケーション能力」（特に協調性やプレゼンテーションスキル）を身につけることができる。

キャリアデザイン、キャリアカウンセリング、社会理解、社会人としての教養、コミュニケーション能力、進路、就職、社会人基礎力

この授業は、個々人のキャリアについて考えることで、社会を構成し運営する自立した人間として、人生をどう生きるべきか。より良く、より力強く生きようとする力である「人間力」を育成するものです。（山形大学基盤教育の基本方針より）

この授業は、講義中心のものではなく、自分を見つめ直す機会や感じた事や考えた事を参加者同士がお互いに共有（分かち合い）する機会を段階的に提供するものになります。そのためペア・グループワークを行うなど、頭も体も使う「動きのある授業」になっています。初めは慣れないと思いますが、励まし合い、助け合いながら皆さんと一緒に取り組んでいきましょう。

第1回　オリエンテーション（概要と進め方の説明）
第2回　コミュニケーショントレーニング（改めてコミュニケーション能力とは何かを考える）
第3回　社会を知る（新聞等を利用した情報収集方法について学ぶ）
第4～6回　外部講師による講演とディスカッション（社会に出る上（働く上で）で必要な基礎知識を各専門分野の先生から学びディスカッションを行う）
第7回　講義の振り返り（これまでの講義の復習）
第8〜12回　グループワーク
第13〜14回　キャリアデザインガイダンス（キャリア教育担当教員によるオムニバス講義）
第15回　まとめ（講義のまとめ）
※参加学生との話し合いや外部講師の予定により、授業内容、開催回数が変更になる場合があります。

授業を通して、感じたり考えたりする「気づき」を大切にしたいと思いますので、主体的な参加を期待しています。また社会人として最低限必要なマナーを身につけてもらうことも目標としていますので、参加にあたってのルールを設定します。

基本的には授業後に毎回提出してもらう「振り返りシート」の記入を通して、授業の振り返りやこれからの生活の中でどう生かしていくかを考えてもらう時間を取ります。そこで得られた課題に授業外で取り組んでください。

授業でのグループワークに積極的に参加し、そこで得られた学びや気づきを踏まえて、グループで課題に取り組み、成果発表会で分かりやすく説明できることを合格の基準とします。

評価の配点は以下とします。
①毎回授業終了後に提出頂く「振り返りシート」（４０％）、②グループ活動の成果報告（３０％）、③目標達成度チェック（３０％）※無断欠席が５回以上になると、成績評価を行わない場合があります。

テキストは未定です。使用しない場合は、適宜プリントを配布致します。

①『社会理解（キャリアデザイン）』は火曜日、水曜日に3回開講します。内容も同じになりますので、都合の良い日程で履修してください。
②本授業は、前期『自己理解（キャリアデザイン）』を履修していなくとも履修可能です。
③より職業理解を深める上で、『仕事の流儀～プロから学ぶ仕事のやりがい～』も合わせて履修することをお勧めします。

随時対応しますので、小白川キャリアサポートセンター（就職支援室）に来てください。