【授業概要】
・テーマ
外国からみた日本像は、現代社会においても高い関心を集める。それは、時には客観的に、また時にはステレオタイプに基づいた誤った認識に基づいて描かれることもある、多様な鏡である。この授業では、中国正史に描かれた日本の記事を読むことによって、主に古代の東アジア社会と日本について考えたい。
・到達目標
史料(読み下し文)を読んで内容を理解し、他者に説明する力を身に付ける。 分からない点は辞書や参考文献を探して調べる習慣、また調べ方を身につける。
・キーワード
中国、日本、倭国伝・倭人伝
【科目の位置付け】
この授業は、日本の歴史について様々な視点から理論的に考察することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。(基盤教育の基本理念より)
【授業計画】
・授業の方法
後漢書、三国志、隋書などにみえる日本(倭)に関する記事について、参加者の分担を決めて講読する。分担となった者は、レジュメを用意して担当部分について発表し、それ以外の全員で質疑を行う。
・日程
1、イントロダクション・ガイダンス 2、基本的な知識についての講義 3~14、参加者の発表による講読 15、まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
各自が関心を持って調査・報告を行い、他の参加者の報告についても積極的に質問する。調べ方など分からない点は、随時質問すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
各自のテーマについて調査を行い、報告時に出された課題や問題点などについても、次回に対応できるように補足調査を行う。
【成績の評価】
・基準
報告の内容、および議論への積極的な参加
・方法
報告内容(60点)・授業への参加態度(40点)による
【テキスト・参考書】
共通テキストについては、コピー(訓読文)を配布する。 その他、参考文献は随時紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
分からないこと、困ったことは授業時間の前後やオフィスアワーなど、遠慮なく質問すること。
・オフィス・アワー
金曜日12時30分~13時30分(十川研究室)
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