【授業概要】
・テーマ
いじめ問題やモラルの低下、犯罪の低年齢化といった現状を踏まえ、道徳や人権教育への期待が高まる中で、教育のあり方も変わろうとしている。小・中・高等学校での経験を振り返り、学校とは何かを問う中で、多様な視点に気づき、学校教育に関する自分なりの意見をもつことができるようにする。
・到達目標
1)「学校」や「道徳教育」「人権教育」について基礎的・基本的事項を理解し、適切に説明することができる。 2)今日の学校教育をめぐる現状や課題を把握することができる。 3)積極的にグループ討議・全体討議に参加したり、司会をしたりできる。 4)毎回の集団討議の中で、多様な視点に気づくことができる。 5)自身の主体的な考えを論理的に記述することができる。
・キーワード
学校、道徳教育、人権教育
【科目の位置付け】
この授業は、学校教育、道徳教育、人権教育について様々な視点から考察することで、自立した個人として社会や家庭における責任を果たす態度・志向性を養成するものである。(基盤教育の基本理念より)
【授業計画】
・授業の方法
1)毎回、具体的な課題が示されたワークシートをもとにグループ討議を行う。 2)全体討議の場では、自身の問題関心と照らし合わせて、質疑応答に参加する。 3)毎回の集団討議後、自身の考えを自己評価し記述する。
・日程
第1回目 10月6日(木)講義の進め方とガイダンス 第2回目 10月13日(木)これまでの学校経験から考える「学校とは何か」 第3~8回目 10月20日(木)~12月1日(木)今日の課題と道徳教育 第9~14回目 12月8日(木)~1月26日(木)今日の課題と人権教育 第15回目 2月2日(木)テーマに基づいた考察と記述及び意見交換
【学習の方法】
・受講のあり方
1)毎回の具体的な課題に対して、学校での経験や自身の問題意識と照らし合わせて、自分なりの考えをもつ。 2)グループ討議の中で、自分の考えを根拠を含めて分かりやすく説明する。 3)全体討議の中での質疑応答を経て、自身の考えを自己評価しそれを記述する。
・授業時間外学習へのアドバイス
小・中・高等学校で経験したことや自身の問題関心を積極的に発言してください。
【成績の評価】
・基準
1)「学校」「道徳教育」「人権教育」の基礎的な事項について適切に説明できることが合格の基準です。 2)積極的に集団討議に参加することが合格の基準です。 3)教育の現状や課題を把握し、自分なりの考察を加えて記述できることが合格の基準です。
・方法
1)平常点60点+記述試験40点 2)平常点は、ワークシート5点×12=60点、記述テーマは事前に予告。
【テキスト・参考書】
参考書 ・河野銀子、藤田由美子編著『教育社会とジェンダー』学文社、2014
【その他】
・学生へのメッセージ
教職を目指す人もそうでない人も。地域の一員としてあるいは親として学校や教育との関わりは必ずあります。それに向けた基礎的・基本的な考え方を身に付ける機会として参加してください。
・オフィス・アワー
メールや電話で連絡をしてください。
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