人間関係の心理学(心理学)
 Lecture on Human Relations (Psychology)
 担当教員:宮崎 昭(MIYAZAKI Akira)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義と演習
 開講対象:全学の学生  科目区分:教養科目 文化と社会(心理学) 
【授業概要】
・テーマ
人間関係の基本について、臨床心理学の理論と演習を通じて理解する共に、人間関係を改善する方法についても幅広く体験しながら学習を進める。
・到達目標
・自分の対人関係の特徴について理解する。
・人間関係の問題に対して、柔軟な考え方で問題解決できるようになる。
・親密な関係(セクシャリティ、家族関係、別れ)を豊かにできる。
・集団における人間関係の特徴とメンタルヘルスならびに生産的討議方法を学ぶ。
・キーワード
人間関係、エゴグラム、問題解決の方法、セクシャリティ、家族、集団心理

【科目の位置付け】
社会人としての「自己理解」と「コミュニケーション・スキル」ならびに「チームワーク」を身につけけるための基盤的な科目である。

【授業計画】
・授業の方法
講義と演習を組み合わせて行う。演習を日常に展開して課題レポートを提出する。
・日程
1 授業の概要と学習計画について
2 人間関係の基本(情動を共有するコミュニケーション)
3 自分の特徴(素材)を理解する1(交流分析の考え方)
4 自分の特徴(素材)を理解する2(エゴグラム演習)  課題レポート1
5 自分の特徴(素材)を理解する3(自分のエゴグラムの読み方)
6 自分の特徴(素材)を理解する4(ゲーム分析と脚本分析)
7 人とのトラブルにどう対処するか?1(どう理解するか?)課題レポート2
8 人とのトラブルにどう対応するか?2(解決策を考える:ブレインストーミング)
9 人とのトラブルにどう対応するか?3(どう自己表現するか:アサーション)課題レポート3
10 親密な関係1(セクシャリティと愛すること) 課題レポート4
11 親密な関係2(家族関係) 課題レポート5
12 親密な関係3(大切な人との別れ)
13 集団における人間関係1(グループダイナミックスとメンタルヘルス)
14 集団における人間関係2(集団による生産的討議の演習) 課題レポート6
15 人間関係の心理学のまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
人間関係の持ち方について、演習を通じて体験的に学習する。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で学んだことを日常生活に適用して実践することが重要である。学習した内容と日常生活への適用について課題レポートとして提出していただく。

【成績の評価】
・基準
すべての授業に出席することを原則としIC学生証の読取りで確認する。演習点は演習カードに記載した学習内容で評価する。無断欠席は信頼関係を損ねる行為として3点減点とする。遅刻は演習点を減点する。課題レポートは内容によって評価する。授業中の学習環境への協力状況よって、授業態度を評価する。
・方法
演習点(42点)と6回の課題レポート(計48点)、授業態度(10点)

【テキスト・参考書】
大学のオンライン・キャンパスWebclassから各回の資料をダウンロードして印刷して持参すること。教材としてエゴグラム用紙代金300円(取り寄せ郵送代を含む)を授業の中で集める。

【その他】
・学生へのメッセージ
人間関係の一般的な理解だけでなく、自分の普段の人間関係について、セクシャリティを含めて振り返る演習が行われることをご理解のうえ参加していただきたい。なお、人間関係に関する個人的な悩みは、この授業では取り扱いませんので、学生相談等をご利用ください。
・オフィス・アワー
原則として火曜日11:30~12:30

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