男女共同参画社会を考える(教養セミナー)
 Rethinking Gender-Equal Society (Education Seminar)
 担当教員:池田 弘乃(IKEDA Hirono)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
男女共同参画社会はGender-Equal Societyと英訳される。これを再度反訳すれば男女平等社会となる。「男女が共同参画する社会」とは一体どのような社会なのか。そのような社会に向けてどのような課題が存在しているのかを一緒に考えていきたい。
・到達目標
男女平等に関わる法制度、政策課題について基礎的な理解を習得する。プレゼンテーションの基本的な作法を身につける。
・キーワード
男女共同参画社会、平等、差別、ジェンダー、セクシュアリティ、マイノリティ

【科目の位置付け】
この授業は、ジェンダーと法制度や政策との関りを検討することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
教材となる文献について、毎回担当者に報告をしてもらった後、参加者全員で討議する。トピックによっては自治体関係者等のゲストをお招きしての議論も検討したい。
・日程
初回はイントロダクションとして発表の分担等の進め方を決める。
2回目以降は分担に基づき報告と議論という形で進めていく。報告はレジュメを基に行ってもらう。

トピックとしては以下のようなものがありうる。
労働とジェンダー、性暴力、生殖と健康、家族制度、性的マイノリティと法制度、教育とジェンダー、山形における男女共同参画社会

どのようなトピックをとりあげるかは、上記リストを一応の目安としつつも参加者の問題関心を重視したい。

【学習の方法】
・受講のあり方
教材については必ず予習して参加すること。各回とも参加者全員に発言を求める。
・授業時間外学習へのアドバイス
ニュース、新聞等で関連する情報を意識的に収集する。

【成績の評価】
・基準
基礎的な知識を踏まえた上で、プレゼンテーションを行ったかどうか。議論に積極的に参加しているかどうかによって評価する。
・方法
報告(70%)、議論への参加(30%)

【テキスト・参考書】
導入として、筒井淳也『仕事と家族 —日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(中公新書、2015年)を読む予定である。
同書読了以降は参加者の問題関心に合わせて教材を選定していきたい。

【その他】
・学生へのメッセージ
現代日本社会における性(ジェンダー、セクシュアリティ、性的マイノリティ、生殖)について様々な視点から考える時間にしたいと思います。
・オフィス・アワー
金曜日 10:30~12:00 (これ以外でも研究室在室中は随時可能)/人文学部2号館3階、池田(弘)研究室。

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