生命科学入門(生物科学)
 introduction to biology (Biological Sciences)
 担当教員:渡辺 絵理子(WATANABE Eriko)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
 生命科学分野の、主に細胞レベル、分子レベルのテーマに関して解説します。
・到達目標
 細胞レベル、分子レベルでの基本的な生命科学の概念を理解する。
 細胞レベル、分子レベルの研究が、個人の生活や社会とどのように関わっているのかについて理解する。
・キーワード
 細胞、遺伝子

【科目の位置付け】
 細胞レベル、分子レベルでの生命科学の知識を習得します。
 前後期開講の「人の体の仕組み」(生物科学)時間割コード:78745、79389が主に個体レベルの内容を扱う授業であるのに対して、「生命科学入門」はより微視的な分子レベル、細胞レベルの内容を扱います。

【授業計画】
・授業の方法
  各テーマについてプリントを配布し、パワーポイントを用いて解説を行います
・日程
  第1回 オリエンテーション 
  第2回〜第14回
     細胞の構造と機能—昆布のダシは海の中で出ないの?
     タンパク質の働き—プロテインを飲むと筋肉が増える?
     DNAの構造と働き—DNAと遺伝子、染色体はどう違うの?
     DNAからタンパク質へ—DNAは細胞の設計図ってどういう意味?
     細胞内外の情報伝達—細胞はどうやってコミュニケーションしている?
     細胞分裂の仕組みと制御—私たちの細胞は分裂し続けているの?
     ES細胞とiPS細胞—細胞の時間を巻き戻すことは可能か?
  第15回 まとめと期末テスト

【学習の方法】
・受講のあり方
 プリントに必要事項を書き込んで自分用の資料を完成させてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
 テレビ、新聞、ネットなどで授業内容と関連したニュースに接した時は、注意して見てください。
 授業で配布するプリントは、主に下記に挙げた教科書と参考書を中心に作製します。興味を持った分野、分かりにくかった分野に関しては教科書や参考書を読んでみると良いでしょう。

【成績の評価】
・基準
 授業で取り上げる生命科学分野のテーマについて適切に説明できることを合格の基準とします。個々の単語を暗記していることよりも、全体の流れを理解していることを評価します。授業の内容を他の人に簡単に説明できるようになることを目指して下さい。
・方法
 小テスト10点×6回(第3回〜第13回の授業で実施)+期末テスト40点(第15回の授業で実施)の計100点で評価します。

【テキスト・参考書】
 授業で必要なプリントを配布します。テキスト、参考書についてはオリエンテーションで説明を受けた後で、必要に応じて購入を検討して下さい。
 テキスト「大学で学ぶ身近な生物学」羊土社(購入は希望者のみ)
 参考書 「やさしい基礎生物学」羊土社
     「現代生命科学」羊土社
     「基礎から学ぶ生物学・細胞生物学」羊土社

【その他】
・学生へのメッセージ
 一般コースとして開講し、文系学部所属の人や高校で生物を履修していない人にわかるように話をします。生物Ⅰまたは化学Ⅰ程度の知識があるとより理解がしやすいでしょう。
・オフィス・アワー
 授業中に指示をします。

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