医学を理解するための自然・社会科学(学際)
 Natural and social sciences to understand medicine (Interdisciplinary Study)
 担当教員:中村 孝夫(NAKAMURA Takao), 藤井 順逸(FUJII Junichi), 村上 正泰(MURAKAMI Masayasu), 川崎 良(KAWASAKI Ryo)
 担当教員の所属:大学院医学系研究科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
医学や医療を理解するために必要な学問背景として、医学・医療に含まれるさまざまな分野から、生化学・分子生物学、生命情報工学、医薬品医療機器評価学、公衆衛生学、医療政策学をピックアップし、それらに関して序論・総論に相当する事項を述べ、医学・医療の背景を多面的に理解することを目的とする。
・到達目標
医学・医療の一分野である生化学・分子生物学、生命情報工学、医薬品医療機器評価学、公衆衛生学、医療政策学とはどのような学問であり、これらが医学・医療にどのように関連するか理解する。
・キーワード
医学、医療、生化学、分子生物学、生命情報工学、医薬品医療機器評価学、公衆衛生学、医療政策学

【科目の位置付け】
医学・医療を学び理解するための布石とする。

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心に進める。当日は講義プリントとスライドによって講義を行う。
・日程
・講義時間:金曜日 8:50〜10:20
・授業日程
10月7日 ガイダンス・人工臓器と工学①(生命情報工学講座)
10月14,21,28日 人工臓器と工学②③④(生命情報工学講座)
11月4,11,18日 細胞の営みについて知る①②③(生化学分子生物学講座)
11月25日,12月2日 医薬品の有効性と安全性①②(医薬品医療機器評価学講座)
12月9,16日,1月20日 社会と健康①②③(公衆衛生学講座)
1月27日,2月3,10日 我が国の医療事情①②③(医療政策学講座)
なお上記予定は都合により変更になる事がありうる。

【学習の方法】
・受講のあり方
講義、プリント、スライドに示された内容を単純に記憶するのではなく、これまで学んできた知識を駆使しながら、講義で述べられた事項が何を意味し、何を目的としているのかを考えること。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)生化学・分子生物学、生命情報工学、医薬品医療機器評価学、公衆衛生学、医療政策学は何を扱っている学問なのかあらかじめ調べておくと講義内容を理解しやすい。
2)毎回の授業内容を自分の頭の中で正確かつ体系的に整理すること。授業中に理解できなかった点や詳しく知りたいと思った点は図書館、インターネットなどを利用して各自で調べ、課題のレポートを作成すること。

【成績の評価】
・基準
平常の授業参加態度とレポートによる。
・方法
生化学・分子生物学、生命情報工学、医薬品医療機器評価学、公衆衛生学、医療政策学の各分野ごとに、講義中にレポート課題を提示するので、それぞれについてレポートを提出すること。レポートと平常の授業参加態度とを総合(配点比の目安は各分野ごとに講義で連絡)して、評価を行う。

【テキスト・参考書】
共通のテキストはないので、必要に応じて各講義で指定する。

【その他】
・学生へのメッセージ
講義内容は最初のうちは理解しにくいかもしれないが、内容の背景を考えながら考えていくと、各々の分野の輪郭が把握できるであろう。医学に限らず、大学の講義、実習、演習は高等学校のそれらと比較して、格段にレベル・速度が異なる。高等学校時代に得られた知識を基に、さらに一段上の知識を取得するよう努力してもらいたい。
・オフィス・アワー
各分野ごとに講義で連絡する。

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