宇宙を見る(物理学G)
 Techniques and Science in Astronomy(PhysicsG)
 担当教員:中森 健之(NAKAMORI Takeshi)
 担当教員の所属:理学部物理学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般・発展)
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
天文学を支える観測技術に焦点を当て、宇宙を見るためにはどのような物理と技術が用いられているかを、その観測成果と併せて解説する。また計算やグラフ化によって理解を深める実習も行う。
・到達目標
科学としての天文学、その裏方である科学技術を知る。「宇宙のお話」から一歩深く踏み込んで宇宙を見る・考える力を身につける。
・キーワード
講義形式で行う。

【科目の位置付け】
観測原理などの理解を通じて論理的な思考力訓練を行うことによって、健全な批判的思考を養う。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う。
・日程
以下のトピックを順に解説する予定であるが、理解度に応じて随時調整を行う可能性がある。
必要に応じて高校物理や数学を起点にした解説も行う。

第1回 ガイダンスと講義の概要
第2回 宇宙の物差しと単位
第3回 電磁波と波長、波動
第4回 望遠鏡と光学
第5回 ケプラー運動の力学と人工衛星
第6~7回 可視・赤外の天文学
第8~9回 電波天文学
第10~11回 X線天文学
第12~13回 ガンマ線天文学
第14回 粒子天文学
第15回 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
講義を聞いて、理解を定着させるためには復習が不可欠です。その助けとなるような宿題を適宜用意しますが、自由に自分で調べて知識を深めることが大切です。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で使う資料を配布しますので、WebClassに必ず登録してください。課題やレポートの出題・提出はウェブクラスを通じて行います。

【成績の評価】
・基準
物理に基づいて観測技術の1つを説明できること、および天体現象の1つについて(観測的な面から)説明できること。
・方法
レポート60%+宿題40%の合計点を成績とします。

【テキスト・参考書】
特定の教科書は使いません。参考書は講義中に適宜紹介します。
関数電卓(スマホアプリ可)を常備してください。計算する問題をほぼ毎回出題します。

【その他】
・学生へのメッセージ
夢やロマンと言った漠然とした宇宙に対するイメージに対して、地に足の着いた視点で向き合うきっかけを見つけてもらえることを期待します。
・オフィス・アワー
在室時はいつでも対応します。

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