課題解決入門(社会人力育成山形講座)(学際)
 Introduction to solving problem (Interdisciplinary Study)
 担当教員:横井 博(YOKOI Hiroshi)
 担当教員の所属:教育・学生支援部サテライト
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
社会における課題解決とは、課題をビジネスやサービス、マネジメント等に変えることであり、いわば仕事の原理というべきものです。また、課題解決は、かしこまったものではなく、幼い時から不断に取り組んでおり、また周りの身近な生活の所々で日常的取り組みとして営まれています。授業では、このような課題解決の基本事項を学習し、課題解決を自分の日常的なスキルとすることを目指します。また、これらの学習をとおして、社会人力(課題解決力、コミュニケーション力等)を養成します。
・到達目標
(1)課題解決の基本的な知識と方法を理解し、適切に説明することができます。
(2)グループワークや演習をとおして課題解決のための事案や提案を検討することで、課題解決の方法、思考等について活用することができます。
(3)課題解決力やコミュニケーション力等の社会人力について自己評価を行うことで、それらがどのように養成されたかを確認しつつ、それらの能力を理解します。
・キーワード
課題解決、論理的思考(ロジカルシンキング)、自分を知る、書き方・伝え方

【科目の位置付け】
この授業は、社会を構成し運営する自立した人間として人間力を育成するものです。

【授業計画】
・授業の方法
 課題解決について、書き方・伝え方、論理的思考、自分を知る等課題解決の基本事項を広く学習します。また、提示されたテーマについて演習として課題解決に取り組みます。
授業は、概ね説明45分、グループワーク45分とします。(説明を受けた事項を、さらに事例検討としてグループワークにより重ねて学習する。)また演習では、グループワークと自己検討を併用して、テーマの解決を提案としてまとめ、最終的に企画書に作成することを目指します。
・日程
 以下のような標準的な日程を考えていますが、若干変更することもあります。
(第1回) ガイダンス
(第2~5回) 課題解決論(課題解決とは何か、課題解決の検討方法1~3)
(第6、7回) 書き方・伝え方
(第8、9回) 自分を知る
(第10回) 事例学習(NPO)
(第11~15回) 課題解決演習、まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
 自らかかえている問題を念頭に置きながら意欲的に受講すること。また、グループワークによる事例検討や課題解決演習をとおして、論点、質問力、多様な検討方法、まとめる構成力、書き方等を身に着けてほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
 課題解決は関連知識を活用することで自分のものとなります。そのためには自らの悩み・問題を振り返り、活用してみることが大切です。また、課題解決演習の提案については各自の予習内容が決めてとなります。加えてグループ活動に関する反省点等をまとめておくことも次につながります。

【成績の評価】
・基準
 小レポートは、授業内容で関心の高い事項について的確にまとめられ、他者の注目した発言について論理的に理解していること。課題解決演習は、グループでの活動が主体的に行われ、演習テーマを独自の視点で具体的に提案としてまとめられていること。期末レポートは、課題に対する提案を企画書という形式で明確に整理されて論じられ、適切に表現されていること。
・方法
 小レポート(課題解決演習以外の10回)60%、課題解決演習20%、期末レポート20%

【テキスト・参考書】
 授業時に適宜プリント等を配付します。

【その他】
・学生へのメッセージ
 課題解決は身近なものとして常に取り組んでいます。さらに一歩前進するために、どのような課題解決が他人に受け入れられて、課題解決を自分の日常的なスキルとするか、ということを目指しています。
・オフィス・アワー
 どのようなことでも気軽に相談してください。 連絡先:(メール)yokoi-h@jm.kj.yamagata-u.ac.jp (電話)023-641-2681

83302070-2016-09-79615