【授業の目的】
「人間の多様性」 人間の多様性を文化人類学の視点や切り口から理解する。それを通じて、われわれがつい「普通」であるとか、あるいは「普通でない」、と考えてしまうような事柄を相対化する。
【授業の到達目標】
文化人類学の考え方および基礎概念を身につける。人間や人種、民族、あるいは生業形態など人類の基本的生活のあり方を文化人類学的に考察・分析することができる。
【授業概要(キーワード)】
人間、人種、民族、生業、衣食住
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
講義形式で、上記のテーマに沿って、文化人類学の基礎概念を解説する。また、その際には、テキストを用いて質疑応答をおこなう。
・日程
1:ガイダンス(講義の流れと評価方法など) 2:人間 3:人種と民族 4:日本民族の起源 5:狩猟採集民 6:牧畜 7:農耕 8:ジェンダーとセクシャリティー 9~:その他、授業のまとめ(試験をふくむ) ※理解度や質問・コメントなどに応じて授業の進行を調整することがあります。
【学習の方法】
・受講のあり方
ただ漠然と授業をうけるのではなく、問題を自分にひきつけながら授業を聞いてください。質問やコメントはいつでも歓迎します。質疑応答やディスカッションには積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
下記の方法で予習と復習を行うことが望ましい。 予習:テキストの指定箇所(授業中に指示)を読んで、疑問点を整理しておく。 復習:テキストの再読およびノート整理。
【成績の評価】
・基準
文化人類学の基礎概念と、その現代社会との関わりを説明できるようになることを評価の基準とします。知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)をテストで判定し、参加の度合いを授業における積極的な参加で判定します。
・方法
期末テスト:100パーセント。ただし授業中の質疑応答やディスカッションへの積極的な参加によって加点します。
【テキスト・参考書】
テキスト:以下のテキストを入手すること。 山下晋司、船曳健夫(編)2008『文化人類学のキーワード〔改訂版〕』有斐閣双書
【その他】
・学生へのメッセージ
授業で扱ったテーマを、常に自分に惹きつけて考えてください。また、それを通じて、自分や自分がいる社会について考えてみましょう。
・オフィス・アワー
火曜日:12:50~14:30(山本睦研究室、人文学部2号館4階) llamamoto@human.kj.yamagata-u.ac.jp オフィス・アワー以外の時間帯での面談を希望する場合はメールで連絡してください。
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