【授業の目的】
感情の人間の行動や社会現象に及ぼす影響の重要性を認識し、それについて論理的に考察できるようになることを目的とする。心理学およびその周辺学問領域で感情をテーマにして、どんな研究がなされ、どんな議論がなされているか知る。特にポジテイブ感情やポジティブ心理学が社会や日常生活で実践的にどう役立っているのかを中心に考える。
【授業の到達目標】
講読する文献に書かれている筆者の考えをもとに、各自が感情に関係する研究や議論について、批評、評価して自分自身の意見ももてるようになること。
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
文献の内容の報告は2,3人ずつグループで発表していただきます。その発表内容をもとに、演習参加者が質疑応答等を行い、より深くこのテーマについて議論します。
・日程
初回の授業の際に決めます。各グループのメンバーは共同で担当初回の授業の際に分担、発表の順番等を決めます。各グループのメンバーは共同で担当部分の報告を担当日に発表してください。初回の授業の際に分担、発表の順番等を決めます
【学習の方法】
・受講のあり方
担当発表を必ず1回以上担当してください。発表をもとに参加者が質疑応答等を行い、より深くこのテーマについて議論します。参加者の積極的かつ自由な発言を求めます。発表者は文献の訳出作業を進める際、内容についての考察も深めて発表に臨んでください。
・授業時間外学習へのアドバイス
各回の文献内容の発表の分担は決めますが、自分の担当でないところにも可能な限り目を通して授業に臨んでください。発表者はよく相談して作業を進めてください。各自その回の報告と他の演習参加者からの質問意見等を整理しておいてください。
【成績の評価】
・基準
文献内容を理解し、感情に関する研究や議論に対する理解が深まったか、学修の程度を基準とします。発表、および出席・討論の参加等で学修の程度を評価します。より詳細には、授業内外での各自の作業を通じて、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、自己関与の度合いの点から判定し、これらを総合的に判断します
・方法
授業での各自の発表内容(80点)および出席状況や議論への参加(20点)計100点で評価します。
【テキスト・参考書】
テキスト:『Positive Psychology in Practice : Promoting Human Flourishing in Work, Health, Education, and Everyday Life』 第2版,Joseph, Stephen(著) John Wiley & Sons Inc、『Applied Positive Psychology : Integrated Positive Practice,Lomas, Tim/ Hefferon, Kate/ Ivtzan, Itai(著)Sage Pubns Ltd 他 購入する必要はありません。
【その他】
・学生へのメッセージ
批判的思考を積極的に行い能動的に議論に参加するように心がけてください。
・オフィス・アワー
水曜日12:00-13:00 佐藤香研究室
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