代数学Ⅲ
 Algebra III
 担当教員:塩見 大輔(SHIOMI Daisuke)
 担当教員の所属:理学部数理科学科
 開講学年:3年、4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:数理科学科  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
基本的な代数構造である「群」について学ぶ。

【授業の到達目標】
群に関する基本事項を習得し、証明や具体例の計算ができるようになること。

【授業概要(キーワード)】
群、部分群、位数、準同型写像、正規部分群、剰余群、準同型定理、群の作用。

【科目の位置付け】
この授業は、理学部ディプロマポリシーにある「理学についての深い知識を修得し、
自己の中に体系化することにより、幅広い視野と探究心を持つ」に関連する。

【授業計画】
・授業の方法
授業は講義1時間、演習30分で行う。
・日程
第1回 群の定義
第2回 代表的な群の紹介
第3回 群の性質
第4回 群の位数と元の位数
第5回 部分群と巡回群
第6回 生成系
第7回 準同型写像
第8回 中間試験と前半のまとめ
第9回 正規部分群
第10回 剰余群
第11回 準同型定理
第12回 準同型定理の使い方
第13回 群の作用
第14回 群の作用の例
第15回 試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
講義内容をノートに筆記するとともに、内容の理解に努めてください。
講義で理解できなかった箇所は、演習時間やオフィスアワーを利用して質問
してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
復習は必ずしましょう。

【成績の評価】
・基準
群の概念を理解し、証明問題や具体例の計算ができることを合格の基準とする。
・方法
平常点(20点)、中間試験(40点)、期末試験(40点)の合計点で評価する。

【テキスト・参考書】
参考書: 雪江明彦著「代数学1 群論入門」、(日本評論社)
参考書:新妻弘、木村哲三著「 群・環・体入門」、(共立出版)

【その他】
・学生へのメッセージ
分からない点は、積極的に質問しましょう。
・オフィス・アワー
講義中に指示する。

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