基礎的な物理現象を直接観察あるいは測定しその結果を考察することで，そこに潜む物理法則や物理学の基本原理の理解することに加え、実験の基礎的知識の習得を目的とする。

1) 物理学実験の基礎的技術の原理を理解し説明できる。
2) 基礎技術を利用し、目的とする測定を行う事ができる。
3) 測定結果を利用して、目的とする物理量を導出できる。
4) 実験について、目的・結果等をレポートにまとめる事ができる。

物理学実験Ⅱは物理学実験Ⅰ（前期）とセットの実験です。

実験を中心とする専門教育科目であり、実験を通して基礎的な専門知識および物理的な考え方を学ぶ（理学部カリキュラムポリシーおよび物理学科教育目標）

グループに分かれて、幾つかのテーマで実験を行う。各テーマ毎３週間を基本とする。実験後には結果をレポートにまとめて提出。提出されたレポートをもとに、授業時間中に面談をグループ毎に行う。

実験テーマを次に示す。
（１）ねじれ振り子による剛性率の測定、（２）オッシロスコープ 、（３）電子の比電荷の測定 、（４）光のスペクトルの測定 、（５）放射線の測定
第 １回 ガイダンスと資料配布 等
第 ２回 実験１（１週目）
第 ３回 実験１（２週目）
第 ４回 実験２（１週目）
第 ５回 実験２（２週目）
第 ６回 実験２（３週目）
第 ７回 実験３（１週目）
第 ８回 実験３（２週目）
第 ９回 実験３（３週目）
第１０回 実験４（１週目）
第１１回 実験４（２週目）
第１２回 実験４（３週目）
第１３回 実験５（１週目）
第１４回 実験５（２週目）
第１５回 実験５（３週目）

実験では出席を重視している。充分な準備をして、積極的に取り組む。

実験原理、方法等を理解してくること。結果をまとめて、レポートとして提出。

・ 実験手法を理解し、目的とする測定を達成できる事
・ 実験レポートとして、実験手法・測定結果・結果の考察・背景となる物理法則等の説明が正しくまとめられること

実験態度（４０点），実験レポート（６０点）の内容で判断し，試験は行わない。

物理学実験指導書編集委員会編，“新物理学実験-第３版-"

実験を通じて物理現象を解明する喜びを感じて欲しい。物理実験を行うことにより，より一層物理に親しみを感じるようになってくれることを願っている。この実験は，グループ実験であるが，全員が自分の手で実験を行うよう心がけて欲しい。 実験は１グループ３名位で行う。休むことのないように。

特に定めません。電話・電子メールで在室を確認後、気軽に研究室に来てください。