アイデアで地域創生(山形から考える)
 Reginal Revitalization by Your Idea (Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:東山 禎夫(HIGASHIYAMA Yoshio)
 担当教員の所属:山形大学
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
グローバルな競争が激化する現代では、新しい産業、製品、サービスの創出へとつながるイノベーティブな思考が求められています。本授業では、遊休特許を活用し、山形県の企業に新製品・新サービスを提案する演習を通じて、アイデアを形にするコミュニケーションやイノベーティブな思考を学びます。特許を用いて製品・サービスの新しい価値をチームで見出し、磨くプロセスを体感します。

【授業の到達目標】
企業活動がわかる
特許とは何かがわかる
新しく産業を起こす仕組み、新製品や新サービスを創りだす仕組みがわかる
アイデア発想法が身につく
コミュニケーションの取り方がわかる

【授業概要(キーワード)】
グループプロジェクト、アイデア創出、企業活動、知的財産、地方創生

【科目の位置付け】
山形県における「地方創生」を担う人材の基礎となる考える力とコミュニケーション能力を身につける。

【授業計画】
・授業の方法
前半はものづくり、知的財産、アイデア発想法に関する講義、後半はグループワークを通じた演習が主体となります。
・日程
第1回 イントロダクション:考える力・アイデアを活かして地方創生
第2回 ものづくりの基礎:アイデアから製品まで、企業における必要な人材とそれぞれの役割
第3回 山形の工場ではこんなものをこんなふうに創っています
第4回 知的財産とは何か
第5回 使われる特許と使われない特許の違い
第6回 アイデア発想:アイデア発想法を学び、グループで討議
第7-9回 グループ討議:アイデア法を使いながら、仮説提案立案、検証を繰り返し、提案をブラッシュアップ
第10-11回 アイデアを社長に提案するためのプレゼン資料作成
第12回 模擬プレゼン
第13回 ブラッシュアップ:プレゼン模擬を踏まえ、更なる提案のブラッシュアップ
第14回 山形県内の企業の管理職へのプレゼンテーション
第15回 新製品・新サービス創出の学びを確認、レポート作成

【学習の方法】
・受講のあり方
前半の座学は山形県の企業の経験がある実務家教員による講義です。後半の演習は利用されていない特許を見直して利活用する可能性を探る共同作業です。仲間とのコミュニケーション能力と発想力が求められます。

・授業時間外学習へのアドバイス
スマートホンや身近な電気製品などを観察して、新しいアイデアは何なのかを考える。
新聞や本を読む習慣をつける。新聞、雑誌、インターネットなどで社会の動きを知る。


【成績の評価】
・基準
企業活動や特許を理解している
新しく産業を起こす仕組み、製品やサービスを創りだす仕組みを理解している
アイデア発想法が身についている
グループでコミュニケーションをとることができる
わかりやすくプレゼンテーションができる
・方法
グループ内で円滑なコミュニケーションをする姿勢30点
プレゼンテーション30点
レポート40点
合計60点以上を合格とします。


【その他】
・学生へのメッセージ
考える力はすぐにはつきません。考えるときは言葉を使いますので、色々な本を読んで、言葉を獲得していく必要があります。仲間とのグループディスカッションでも、相手が理解できる言葉を積み上げていく機会を積極的に利用して下さい。
・オフィス・アワー
水曜日16:00~17:30
higashi@yz.yamagata-u.ac.jp

g82306040-2017-G1-78388