現代音楽(学際)
 Contemporary music (Interdisciplinary Study)
 担当教員:名倉 明子(NAGURA Akiko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
クラシック音楽の流れを汲む20世紀から現在に至る音楽のことを現代音楽と言う。20世紀以降どのような音楽が生み出されてきたのか?時代背景を踏まえて様式の多元性についての知識を深める。

【授業の到達目標】
現代音楽の様式について述べることができる。
現代音楽を鑑賞する耳をつくる。

【授業概要(キーワード)】
現代音楽、様式

【科目の位置付け】
現代音楽に至る歴史的背景を学び芸術音楽の幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
新たな音組織が形成された19世紀末から20世紀〜現在に至るまでの音楽様式等を学ぶ。DVDを鑑賞しその中で紹介された楽曲を解説、他にも同時代を生きた作曲家の作品などできるだけ多くの音楽を紹介したいと考えている。
・日程
1. ガイダンス
2. 調性の崩壊(1)
3. 調性の崩壊(2)
4. 調性の崩壊(3)
5. 表現主義
6. 民族主義
7. 十二音技法
8. 騒音主義
9. ミュジック・セリエル
10. 偶然性の音楽
11. ミクロポリフォニー
12. ミニマル・ミュージック
13. 新しい複雑性
14. スペクトル学派
15. まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
講義の内容に即した音楽を実際に聴いて何を考えるのかを言葉にできるようにする(毎時コメントカードを提出する)。
・授業時間外学習へのアドバイス
まずは現代音楽に興味を持ち、積極的に聴くことをおすすめします。youtubeなどでも聴くことができます。

【成績の評価】
・基準
現代音楽について正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
コメントカード40%、レポート60%
(前授業の2/3以上出席しない者は失格とする。)

【テキスト・参考書】
テキスト:随時プリントを配布
参考書:ジャン・イヴ・ボスール『現代音楽を読み解く88のキーワード 12音技法からミクスト作品まで』(音楽之友社)、ポール・グリフィス『現代音楽小史—ドビュッシーからブーレーズまで』(音楽之友社)、ピーター・バート『武満徹の音楽』(音楽之友社)、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『ミュージック「現代音楽」を作った作曲家たち』(フィルムアート社)

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