【授業の目的】
「総合英語」:英文読解力を中心に、英語運用能力を総合的に養成する授業である。 アメリカの文化、文学、言語を英語学習教材を通して広くアカデミックに学ぶ。
【授業の到達目標】
日常的で身近な話題について平易な語彙で書かれた英文を読んで理解できる。平易な語彙と短い英文を用いて意見を交換したり、書いたりできる。
【授業概要(キーワード)】
音読・朗読・精読
【科目の位置付け】
大学での学修や研究および社会生活において必要とされる英語の,実践的な基礎力を養成する。(英語I)
【授業計画】
・授業の方法
名簿順に当てる。当てられた学生は教卓まで出て来て、英語を朗読し、日本語に訳すなり、説明するなり、兎も角も内容を学生に説明する。その際、英文に自分でも不明な点があれば、私に聞くなり、学生に質問するなりして疑問を解消する。1回で2課進むことを目安にしたい。用書は口語米語教本だが上記の授業の目的にも記した通り、アメリカの文化、文学、言語について広くアカデミックに学べるように指導したい。
・日程
以下に大雑把に15回分の内容を簡単に記す。 第1回:第1回目なので試運転。テキストの全体的な説明をしてから、実際に第1課の授業をしてみて進度を確定する。皆さんは第1課については映画 "The Greatest Show on Earth" について調べておくこと。 第2回:日本ではいない動物と猫の好奇心についての臭い話。第2課に出てくる短編小説の"The Lady or the Tiger"について調べておくこと。 第3回:「親切心が仇をなす」は日本でもたまに聞く話。アメリカでも。親切はfine virtue. 色々なvirtueの話。 皆さんは英語の proverb どれぐらい知っていますか。 第4回:アメリカの大学生の生活の一面 ― 勉強と遊び。いたずら遊びもほどほどに。 第5回:動物園の歴史と。人間と動物の関わりを考える。 動物園の役目は何か。動物園は必要か。 第6回:休暇(vacation time)の過ごし課の色々。休暇の過ごし方を考える。 第7回:壮大なアメリカの自然公園を楽しむ。アメリカの自然公園、例えばヨセミテなどについて調べる。 第8回:進度の調整。恐らく遅れを取り戻す時間となるだろう。 第9回:演劇の起源や其の効能について学ぶ。 第10回:ハロウィーンの歴史、意味、意義、お盆との比較などを学ぶ。比較文化。 第11回:ミステリー小説について。エドガー・アラン・ポーの作品を一つでも二つでも読んでおくこと。 第12回:医学・医療・薬についての歴史。 第13回:言論の自由について。PC(politically correct) とは何か。ガリレオについても調べておくこと。 第14回:音楽の歴史、種類、役割などについて考える。音楽は共通語であるということと音楽は時代の鏡であるということについてどう思うか。 第15回:バベルの塔から言語学へ。そしてこれまでの授業で得たことを元にして自由討論。
【学習の方法】
・受講のあり方
疑問に思うところは積極的に質問し、思うところは臆さず発言すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習としては声を出して何度も読み、良く辞書を引き、文を文法的に説明できる様に読みこなして来ること。出来れば自分の発表の時は暗誦が望ましい。
【成績の評価】
・基準
音読(発音、アクセント、抑揚)を高く評価する。また、文を文法的に説明する力を高く評価する。
・方法
音読20%, 文法力20%, 小テスト30%、書き取り力(聴解力と綴り力)10%、TOEIC 20%
【テキスト・参考書】
William L. Clark著 Spoken American English (Advanced Course) (『アメリカ口語教本 上級用』) 研究社 2006年 (ISBN978-4-324-44090-9 3000円)
【その他】
・学生へのメッセージ
私との会話が成り立つように、「・・・です」、「・・・と思います」など、語尾をしっかり表現すること。自分の発表で分からなかったところがあれば明確に発言すること。
・オフィス・アワー
最初の授業で説明する。
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