【授業の目的】
1.精神看護の基本的な援助方法を学習する。 2.精神症状や精神状態によって影響された生活を整えるための看護援助方法について学習する。
【授業の到達目標】
1.学生は,精神看護の理論を説明できる。 2.学生は,事例によって看護過程の展開を応用できる。 3.学生は,患者のニーズに合わせた援助方法を選択できる。
【授業概要(キーワード)】
精神看護援助方法 看護過程
【科目の位置付け】
この授業は,医学部看護学科のディプロマ・ポリシー(1.豊かな人間性と社会性,2.幅広い教養と汎用的技能)に関与する重要な内容である。 この授業は,精神看護学実習に必要な科目である。精神看護学実習を履修する学生は,この授業の単位を取得する必要がある。
【授業計画】
・授業の方法
講義では,毎回精神疾患の看護を取り上げる。 演習では,精神疾患を抱える患者の看護過程の展開を行う。看護過程は,期日までに提出すること。
・日程
火曜日1・2校時から3・4校時 4月10日 精神科病棟と精神看護,精神科における行動制限と人権擁護・倫理的感受性 4月17日 症状と症状別看護Ⅰ,Ⅱ 4月24日 精神科病棟について①,② 5月1日 統合失調症(急性期)の症状と看護,精神看護の展開(急性期統合失調症の事例展開) 5月8日 統合失調症(慢性期)の症状と看護,精神看護の展開(慢性期統合失調症の事例展開) 5月15日 統合失調症について①,② 5月22日 気分障害の症状と看護,精神看護の展開(気分障害事例展開) 5月29日 気分障害について①,② 6月5日神経症性障害,ストレス関連障害および身体表現性障害の症状と看護,精神看護の展開(神経症性障害の事例展開) 6月12日1・2校時から3・4校時 摂食障害の症状と看護,精神看護の展開(摂食障害の事例展開) 6月19日 精神科リハビリテーションと地域精神保健①,② 6月26日 精神科デイケアとリハビリテーション 7月3日 試験とまとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
1.テキストを購入し,本文に線を引くなどして活用する。 2.パワーポイントで示される講義内容を配布される資料に筆記して,内容の理解に努める。 3.欠席や遅刻のないように体調を管理すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義前は,テキストの内容を確認することに努める。 講義後は,配布された資料を中心に知識を確認することに努める。
【成績の評価】
・基準
1.精神看護の基本的な援助方法について説明できることを合格の基準にする。 2.精神症状や精神状態によって影響された生活を整えるための看護援助方法について説明できることを合格の基準にする。
・方法
試験80点,提出物20点で評価し,60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
1.川野雅資 編著:精神看護学Ⅱ ヌーヴェルヒロカワ 2.田中美恵子 :精神看護学-学生-患者のストーリーで綴る実習展開 医歯薬出版株式会社
【その他】
・学生へのメッセージ
精神看護の看護援助方法を学ぶ重要な科目です。毎日少しずつ学習することが知識と技術を身につけるコツです。
・オフィス・アワー
火曜日(16:00~17:00)
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