【授業の目的】
・テーマは、「日本の文化史を学ぶ」である。
【授業の到達目標】
・日本列島上に展開した歴史を、世界の歴史と関連づけながら総合的に考察し、日本の伝統と文化の特色について広い視野に立って理解することができる。 ・本授業により、日本の伝統文化への理解を深め、日本文化を研究する意義や楽しさをも習得できるようになる。 ・身近な文化財をはじめ、日本の伝統文化を大切にする気持ちを養うことができる。 ・中学校社会科および高等学校地理歴史科担当教員として必要な専門的知識を理解できる。
【授業計画】
・授業の方法
・本授業では、日本人と神仏との関わりについて、古代から現代の事例をとりあげる。 ・日本の伝統的なしきたりや年中行事が、いかに古代以来の日本人の信仰心や宗教意識と深く結びついているか、探っていく。 ・身近な地域の歴史にも関心をもってもらうため、考古学・民俗学的資料など様々な資料を援用しつつ、日本列島の大きな歴史の流れの中に地域の果たした役割を、特に文化史の視点から考察する。 ・講義形式ではあるが、毎時間資料を配付して、それを読解して共感を得ながら理解を深めていく。
・日程
第1回 授業の概要説明、授業の進め方 第2回 身近な日本文化 第3回 古代の日本人と神仏1(記紀神話と仏教伝来) 第4回 古代の日本人と神仏2(平安仏教) 第5回 国風文化 第6回 末法思想 第7回 鎌倉新仏教1(旧仏教と新仏教) 第8回 鎌倉新仏教2(神国思想) 第9回 室町文化 第10回 ヨーロッパ文化との接触 第11回 近世日本の思想 第12回 近代日本と外国人 第13回 風土と日本文化 第14回 戦後の日本人と日本文化 第15回 本授業のまとめと定期試験
【学習の方法】
・受講のあり方
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
・方法
以下の評価の観点に則り総合的に評価する。 ・定期試験の結果(60%) ・授業中の質問や課題に答えているか(10%)。 ・授業中に課す小テストの結果(30%)
【テキスト・参考書】
飯倉晴武『日本人のしきたり』(青春新書)、速水侑『日本の仏』(青春新書)、村井康彦『日本の文化』(岩波ジュニア新書)など。その他の参考書は授業中に適宜指摘する。
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