アメリカ文学概論
 American Literature
 担当教員:金子 淳 (KANEKO Jun)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
・アメリカ文学史の大きな流れについて、理解を深めることを目的とする。
・具体的には、代表的な作家と作品について、重要な点を学び、テキストを読み、アメリカ文学とアメリカ文化の知識を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
・アメリカ文学の特徴を理解することができるようになります。
・アメリカ文学史の大きな流れを理解できるようになります。
・アメリカ文学の代表的な作品の一部について、テキストを読み、知識を得るとともに、作品への理解を深まります。
・英語教員になるために必要とされる英米文学・英米文化の基礎を身に付けることができます。

【授業概要(キーワード)】
アメリカ文学 英語文学

【科目の位置付け】
1.教育課程の編成・実施等
(1) 基盤教育においては、1年次を中心に、基盤共通科目として、「導入科目」、「基幹科目」、「教養科目」、「共通科目」をバランスよく履修し、広い視野・教養を得る。また、「共通科目」ではとして、3年一貫教育としてコミュニケーション・スキル1(英語)を履修し、英語活用能力の向上を促す。
 (2) 学部専門教育においては、小学校教員免許を基礎免許状とし、中高の副免許状取得の学習を2年次からでも開始できる進路選択の柔軟性と6年間一貫して教員としての実践力を高める専門性とが両立するよう科目を配置する。
 (3) 教科横断及び校種間連携の視点を取り入れた教科指導力と教材開発力向上のための科目群と、理論と実践の往還を意識しながら教師としての自覚や使命感、実践的指導力の向上につなげる科目群とを中心に科目を編成する。
(5)「児童教育コース」に2つのプログラムを配置する。
    ○小学校教育プログラム:小学校教育のスぺシャリストの養成。小一種免許状(必須)、中・高一種免許状(国語、社会、数学、理科、英語。高校社会は地歴)、幼一種免許状及び特別支援一種免許状が取得可。
2.教育方法
 (1) 基礎的かつ包括的な知識を習得する科目群と実践的かつ基礎技術を習得する科目群とを相互補完的に履修させ、知の実践力の育成を促す。
 (3) 人間性及び社会性の涵養を促進するために、協働による参加型・対話型授業を初年次から配置する。
3.教育評価  (2)地域教育の 課題解決のために地域貢献・地域創生のため実践力を総合的に活用し、企画・運営・実行する主体性・自律性を評価する。

【授業計画】
・授業の方法
・アメリカ文学の特徴について、見ていきます。
・アメリカ文学史の大きな流れについて、理解を深めます。
・特に、代表的な作家と作品について、重要な点を学びます。
・代表的な作品については、テキストを読み、映画化されている作品は、映像資料を用いて、アメリカ文学とアメリカ文化の知識を深めます。
・確認のテストを行い、最後にレポートにまとめます。
・日程
第 1回:Apr.12.(Thr)講義の進め方とガイダンス アメリカ文学の特徴について
第 2回:Apr.19.(Thr)ワシントン・アーヴィング アメリカ文学の祖『リップ・ヴァン・ウィンクル』
第 3回:Apr.26.(Thr)ラルフ・ワルドー・エマーソン 超絶主義(ロマン主義)
第 4回:May.10.(Thr)ナサニエル・ホーソーン 象徴主義 『緋文字』
第 5回:May.17.(Thr)ハーマン・メルヴィル 象徴主義 『白鯨』
第 6回:May.24.(Thr)エドガー・アラン・ポー 推理小説の祖『アッシャー家の崩壊』『モルグ街の殺人』
第 7回:May.31.(Thr)マーク・トウェイン リアリズム 『トムソーヤの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』
第 8回:Jun. 7.(Thr)ドライサー 自然主義の小説 『アメリカの悲劇』
第 9回:Jun.14.(Thr)スコット・フィッツジェラルド ジャズ・エイジの旗手 『華麗なるギャツビー』
第10回:Jun.21.(Thr)アーネスト・ヘミングウェイ ロスト・ジェネレーションの作家 『武器よさらば』
第11回:Jun.28.(Thr)ジョン・スタインベック 恐慌期の作家 社会改善 『怒りのぶどう』
第12回:Jul. 5.(Thr)ウィリアム・フォークナー 意識の流れ 『響きと怒り』『サンクチュアリ』
第13回:Jul.12.(Thr)リチャード・ライト 黒人作家 『アメリカの息子』 ウォルト・ホイットマン アメリカの詩人 『草の葉』
第14回:Jul.19.(Thr)アーサー・ミラー アメリカの劇作家 社会派 『セールスマンの死』 テネシー・ウィリアムズ アメリカの劇作家 叙情派 『欲望という名の電車』
第15回:Jul.26.(Thr)授業のまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業には積極的に参加して下さい。そして、授業が終わった後は必ず、復習をして下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
前回の範囲の復習をしてきて下さい。そして、次回進む範囲の予習を必ずやってきて下さい。

【成績の評価】
・基準
複数回の小テスト40% + レポート40% + 授業参加20%
・方法
以下の観点から、試験、レポート、授業での発表内容等を、総合的に判断して評価する。
・アメリカ文学の特徴を理解できたかどうか。
・アメリカ文学史の大きな流れを理解することができたかどうか。
・授業で取り上げた作家と作品について理解を深め、作品のテキストを正確に読み取り、理解を深めたかどうか。
・確認テストにきちんと答え、意欲を持ってレポートに取り組んだかどうか。

【テキスト・参考書】
使用しない。資料を適宜配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
アメリカ文学の基礎を身につけましょう。
・オフィス・アワー
授業中にお知らせいたします。

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