【授業の目的】
歴史学の導入的な授業である。日本史、アジア史、ヨーロッパ史の入門的な史料を素材に、毎回、出席者の報告を中心に授業する。現代日本語の文献の他に、それぞれの領域に固有の史料をとりあげる。
【授業の到達目標】
歴史学の本格的な学習のために必要な入門的な知識と技能を獲得する。
【授業概要(キーワード)】
歴史学入門、史料、日本史、アジア史、ヨーロッパ史
【科目の位置付け】
学部・コースのカリキュラムポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
教員が史料の基本的な特性を説明した上で、毎回担当者に文献の報告をしてもらい、それをめぐって討論する。
・日程
第1回 授業の概要の説明 第2回 ヨーロッパ史の地図、統計、画像史料について 第3回 ヨーロッパ史文献について 古代・中世史 第4回 ヨーロッパ史文献について 近代史 第5回 ヨーロッパ史文献について 現代史 第6回 ヨーロッパ史英語文献の特徴と利用について 第7回 東アジア史:漢文とは何か? 第8回 東アジア史:資料の背景と研究史 第9回 東アジア史:漢文資料の読解 第10回 東アジア史:漢文資料の読解 第11回 日本史 日本史史料論 古文書学入門 第12回 日本史 古代文書とは 第13回 日本史 中世文書とは 第14回 日本史 中世文書とは 第15回 日本史 近世文書とは
【学習の方法】
・受講のあり方
参加型の授業であるので、テキストの内容をよく理解し、これについて意見や疑問を積極的に発言できるようことが望まれる。
・授業時間外学習へのアドバイス
毎回予習を欠かさない。また授業で取りあげている文献以外にも、広く歴史学書を読む習慣をつける。
【成績の評価】
・基準
成績評価では、歴史学の各領域に関する「知識の修得」、テキストの「理解の度合い」、報告やレポート作成における「汎用的技能」、意見交換への「参加の度合い」を重視する。
・方法
報告(40点)とレポート(40点)によって知識の習得、理解の度合い、汎用的技能を評価し、意見交換(20点)によって参加の度合いを見る。3分の2以上の出席が必要。
【テキスト・参考書】
(テキスト) ヨーロッパ史:歴史学研究会編『史料から考える世界史20項』(岩波書店) アジア史:指定図書はない。プリントを配布する。 日本史:佐藤進一『古文書学入門』法政大学出版 ヨーロッパ史を専攻する者は『史料から考える世界史20項』を、日本史を専攻する者は『古文書学入門』を購入することが望ましい。
【その他】
・オフィス・アワー
山崎彰:火曜日 12時50分~14時30分 山崎研究室 松尾剛次:火曜日 10時30分~12時10分 松尾研究室
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