【授業の目的】
英文読解力を中心に、英語運用能力を総合的に養成する授業である。
【授業の到達目標】
社会、文化、生活について一般的な語彙で書かれた英文を読んで理解する。基本的な語彙や言い回しで、ある程度まとまった意見を交換したり、書いたりできる。
【授業概要(キーワード)】
重要語彙の習得、発表語彙の活用、アカデミック英語の基礎力養成
【科目の位置付け】
大学での学修や研究、および社会生活において必要とされる英語の、実践的な基礎力を養成する。(英語Ⅱ(中級))
【授業計画】
・授業の方法
基本的に、授業の前半では、リスニングから入り、スピーキング、リーディング、ライティングの順に授業を進めて、英語のリズムなどの基礎力を確認する。また、日常的で身近な英文を読みながら、語彙と文法の習得を目指す。やさしめの教科書であるが、授業では音読やシャドーイング、skimming (飛ばし読み), scanning(情報検索読み)の練習などを通し、実践的な英語力の習得を目指す。授業の後半では、教科書を離れ、英文読解力を養成するために中、上級の英文に触れたり、ライティング力を養成するために、身近なことやアカデミックなことについて200~300語程度の英文を書いたりする。紙や電子の辞書と媒介を駆使してたくさんの英文を楽しんで読むことも推奨したい。さらに、授業中や課外で、教科書付属のe-ラーニングを用い、語彙や文法をさらに深く学ぶように工夫したい。
・日程
1時間1Unit のペースで授業を進める。ペース配分、内容ともに、予定を変更することがある。
【学習の方法】
・受講のあり方
教科書の予習、復習は必ずしてください。予習では、自習用CDを聞きながら、本文を読んでください。復習は特に重要です。詳しくは授業で話しますが、自習用CDを用いて音読やシャドーイングの練習をしたり、授業で配布するワークシートで音読筆写を行ったりしてください。また、授業中にも用いますが、課外においても、付属のe-ラーニングにより、すきま時間を利用して学習をどんどん深めてください。地味なようでもコツコツと努力することが語学学習成功の秘訣です。
・授業時間外学習へのアドバイス
週1回の授業だけでは語学の学習にはとうてい不足です。短時間でも、毎日継続的に英語に触れることがとても大切です。付属のe-ラーニングや図書館、インターネット、CD、DVDなどを利用して継続的に学習を進めてください。12月に受験するTOEICの準備をするのも動機づけとして効果的だと思われます。
【成績の評価】
・基準
成績の20%をTOEICテスト(12月)の得点で評価する。下記の項目をもとに総合的に評価する。
・方法
試験 30% 課題学習 30% TOEICテスト 20% 授業参加 20% ※ 出席3分の2以上の者を評価の対象とする。
【テキスト・参考書】
Kadoyama, T.,& Capper, S. (2015). Let’s Read Aloud More. Tokyo: Seibido. ISBN978-4-7919-4786-7. テキスト 2,200円(税別) 大学生協で購入すること。
【その他】
・学生へのメッセージ
英語の学習はスポーツをしたり、自転車に乗ったりするのと同じく、技術の習得といってもいい面があります。習得するのには最低5,000時間かかるという研究もあります。しかし、数百時間もすると英語の学習が楽しくなり、自立(律)的に学習を続けることができるようになります。Linga Franca(国際共通語)である英語を通して、英語圏だけでなく、世界中の人々とコミュニケーションを図る日のために、毎時間、共に学習しましょう。
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