現在、私たちの食生活は、川上に位置する農林水産業から、食品製造業、食品流通業等、様々な経済主体を経由して成り立っている。豊かな食生活をおくることができる背景として、このような経済主体の存在やそれに関わる政策（食料・農業に関する政策）がある。食に関わる経済主体やその政策を分析するための方法を学ぶ。

食農環境政策学分野の修士論文を作成するために、必要な分析方法や研究推進方法を学習し、食農環境政策学分野の修士論文を作成することができるようになる。【技能】
特に、専門書や学術論文を習慣的に読むようになり、その内容を理解することができるようになる。【態度・習慣】

食料安定供給、食料・農業問題、農村振興、フードシステム、食生活、食料関連産業

限られた資源を活かす食農環境マネジメントに関する基礎的な知識をさらに深めたいと思う人に向けて開講する。

食農環境政策学分野の専門書や学術論文を読み、その内容を口頭発表し、教員や授業参加者とのディスカッションを重ねながら、授業を進めていく。事前学習を基にしたディスカッションによって、学生自らの研究テーマを進めていくために必要な知識や分析方法を学ぶ。

参加者が担当日を決めて、先行文献のレビューを行う。
担当日ではない回も、同様の文献を読み、担当者の発表に対してコメントする。
以下は、参加者が5名の場合の実施例。
1.A氏の1つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
2.B氏の1つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
3.C氏の1つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
4.D氏の1つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
5.E氏の1つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
6.A氏の2つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
7.B氏の2つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
8.C氏の2つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
9.D氏の2つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
10.E氏の3つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
11.A氏の3つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
12.B氏の3つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
13.C氏の3つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
14.D氏の3つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論
15.E氏の3つ目の先行文献レビュー発表、全員で議論

学生自らの研究テーマに応じて、各自用意した先行文献を参加者全員で事前に読んでおき、当日のディスカッションに備える。

取り上げた先行文献以外のものにも目を通し、知識を深める。

食農環境政策学分野の修士論文を自ら作成することができるようになることを合格の基準とする。

担当回の発表内容、質疑応答、ディスカッション等、演習への参加状況を総合的に評価する。

特に指定しない。

積極的にディスカッションに参加してもらいたい。

在室時は、いつでも結構です。