食農環境会計学専門演習(2年後期)
 Special Seminar on Environmental Accounting for Food and Agriculture
 担当教員:家串 哲生(IEKUSHI Tetsuo)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食農環境マネジメント学コース
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:生物生産学専攻  科目区分: 
【授業の目的】
1)組織経営への理解を深めるため、われわれにとって身近な帳簿記入及びその分析に焦点をあてて検討し、講義を通じて、近年の研究状況について基礎的な知識を得ることを目的とする
2)複合的な物の見方・考え方を身につけるため、実証会計学における基本的な概念と財務分析の理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
この食農環境会計学専門演習を履修した学生は、
1)簿記の記帳及び分析を通じて組織経営の経営成績や財務状態の優劣を判断できる。【知識・理解】
2)簿記による帳簿記入や財務分析を行うことができる。【技能】
3)組織経営の経営成績や財務状態について、討議することができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
実証会計学,ゲーム理論

【科目の位置付け】
この講義は,実証会計学について様々な視点から理論的に考察することで,健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
本講義では,ゼミ形式で組織経営における会計学の経済実験分析の可能性について学ぶ。
・日程
第1回目 ガイダンス目
第2回目 制度会計論と実験会計学
第3回目 ゲーム理論の概要
第4回目 ゲーム理論分析の基礎
第5回目 ゲーム理論分析の応用
第6回目 ゲーム理論分析の練習
第7回目 グローバル・コンバージェンス問題のゲーム理論分析
第8回目 コンバージェンス問題の実験的検証
第9回目 「基準作りの基準」パラドックス
第10回目 情報開示をめぐる信頼と互恵性
第11回目 記録と記憶の信頼
第12回目 ガバナンス規制の理論と実践
第13回目 監査の品質管理体制と社会的ジレンマ問題
第14回目 会計教育制度のデザインとジレンマ
第15回目 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
演習内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
あらかじめ会計や経済学入門書の文献に目を通しておくことが望ましい。

【成績の評価】
・基準
実証会計学に関する基礎的な項目を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
平常点50点+レポート等50点

【テキスト・参考書】
テキスト:田口聡志『実験制度会計論』(中央経済社)

【その他】
・オフィス・アワー
出校中は原則としていつでも可。

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