食農環境地理学特論
 Special Lecture on Geography of Food, Agriculture and Environment
 担当教員:渡辺 理絵(WATANABE Rie)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食農環境マネジメント学コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:生物生産学専攻  科目区分: 
【授業の目的】
地理学と歴史的環境との関わりを講義する。
各種の地理空間データを用いて、庄内の古環境について考え、そこから人々の生業と自然環境の利用に関する関係式を考える。

【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は
1)環境地理学の基礎となる古地図・過去の地形図・空中写真・各種統計資料の特徴の理解できるようになる。【知識・理解】
2)1)の資料の解読ができるようになる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
古環境・生業・自然利用

【科目の位置付け】
地理学の概要を広く教授する授業

【授業計画】
・授業の方法
1)毎回、環境史をめぐる諸問題を順次取り上げる。
2)論文を用いた事例紹介を柱に講義を進める。
3)教員からの一方通行の授業ではなく、学生の発表・質疑応答によって授業をすすめていきます。
・日程
初回にガイダンスの際に、詳しい日程をお知らせするが、概要は以下のとおり
1.環境史とは
2.環境史をめぐる議論
3.環境変化とその要因―里山―
4.環境変化とその要因―海浜―
5.環境変化報道の真偽
6.古環境を知る手段―遺物・遺跡―
7.古環境を知る手段-地図・衛星写真-
8.庄内を事例とした古環境
9.庄内における海浜性植物
10.庄内における製塩業
11.庄内における赤川流域の環境
12.庄内における里山景観
13.庄内における生業と自然利用の特徴
14.まとめ
15.まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業内で教授した内容の理解が進むように、毎回授業には集中して授業に臨んでほしい
・授業時間外学習へのアドバイス
毎回、予習・復習を指示するので、それを確実にこなすとともに、隣接分野への興味関心をいつももっていてほしい。

【成績の評価】
・基準
最初に教員が読図の報告を行い、それが評価のモデルとなり、基準となる。
・方法
受講生各自が、授業で取り上げた地図をもとに、具体的な地域を取り上げて読図したレポートを提出することで、成績を評価する。

【テキスト・参考書】
特に使用しない。
授業中に、各種の参考文献を持参して、具体的に指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
国土地理院のサイトは、この授業にとって、大いに参考となる。
・オフィス・アワー
食農環境マネジメント学コースに準ずる。

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