食農教育専門演習(1年前期)
 Special Seminar on Education about Food and Agriculture
 担当教員:大森 桂(OMORI Katsura)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
現代の人々が食と農業の関わりについてより良く理解することをめざし、食農教育を効果的に実践するための教材の開発や指導法に関する専門的知識や技術を習得することを最終的な目的とする。前期は、そのための社会的背景や現状、食農教育の先駆的実践例について学ぶ。

【授業の到達目標】
現代の食生活および教育や農業の課題、実態について説明できる。【知識・理解】
食農教育の先駆的事例を調査し、分かりやすく解説できる。【技能】

【科目の位置付け】
この授業は、演習を通して、食農教育の教材を開発するために必要な基本的概念や先駆的事例について理解するものである。

【授業計画】
・授業の方法
特論の内容をふまえつつ、現代の日本や世界における食生活および教育や農業の課題と実態を理解した上で、食農教育の先駆的事例を受講生各自が調査・持ち回りで発表した後、毎回全員で討議する。
・日程
第1回目 ガイダンス(講義の日程と進め方)
第2回目 日本の食生活の変遷と今日的課題1(健康問題)
第3回目 日本の食生活の変遷と今日的課題2(食文化)
第4回目 日本の学校教育の現状と課題1(教科の学習)
第5回目 日本の学校教育の現状と課題2(特別活動等)
第6回目 日本の農業の現状と課題
第7回目 海外の農業の現状と課題
第8回目 国内における食農教育の先駆的事例の発表と討議1
第9回目 国内における食農教育の先駆的事例の発表と討議2
第10回目 国内における食農教育の先駆的事例の発表と討議3
第11回目 国内における食農教育の先駆的事例の発表と討議4
第12回目 海外における食農教育の先駆的事例の発表と討議1
第13回目 海外における食農教育の先駆的事例の発表と討議2
第14回目 海外における食農教育の先駆的事例の発表と討議3
第15回目 授業のまとめ(試験を含む)

【学習の方法】
・受講のあり方
演習内容をノートに書き取り、疑問点を更に自分で調べたり積極的な質問や討議への参加を心掛け、演習内容の理解の定着・深化に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から日本の農業や食生活の問題点、食農教育の実践例等に関する情報収集をしておく。

【成績の評価】
・基準
食農教育の適切な先駆的事例を見つけてその内容を分かりやすく説明し、自分の意見を述べることができることを合格の基準とします。
・方法
発表内容50%、小テスト25% 受講態度25%

【テキスト・参考書】
授業の中で適宜資料を配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
受講生各自の明解な発表とそれに対する活発な討議を期待しています。
・オフィス・アワー
ガイダンス時に連絡します。

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