【授業の目的】
海水、淡水の水辺の生き物を実際に採取し、その発生や生態を観察し、分類や解析の方法を学習する。
【授業の到達目標】
それぞれ個性有る臨海実験所などの施設、スタッフの下で海洋生物などを使った観察、実験を体験し、実際の生物が取り扱えことができる。また、他大学学生とともに合宿しながらの授業により、実験所スタッフや他大学学生との交流を深め、生物学に関する多面的な視野と専門知識を持つことができる。
【授業概要(キーワード)】
海洋生物、淡水生物、観察、採取、合宿
【科目の位置付け】
理学部カリキュラムポリシー2に則り、海産、淡水産生物の生態や種類、構造や機能などについて、観察、実験技法や専門的知識を身につける。
【授業計画】
・授業の方法
本実習は、全国20ヶ所余りの国立大学付属の臨海、臨湖実験所・センターが全国の国立大学生を対象にして公開している「公開臨海実習」の単位の振り替えのための名目上の科目で、本学で独自に開講するものではない。従って、受講を希望する学生は、各実験所がそれぞれ独自に開講する臨海実験に参加することになる。開講時期、場所については、例年4月~翌年2月にかけ生物学科掲示板に、募集案内の到着に従って随時掲示しているので注意しておくこと。 なお、例年公開臨海・臨湖実習を行っている実験所は、以下の施設である。 筑波大学 下田臨海実験センター;九州大学 天草臨海実験所;北海道大学 厚岸臨海実験所; 北海道大学 室蘭海藻類研究施設 東北大学 浅虫臨海実験所;金沢大学 能登臨海実験所; 信州大学 諏訪臨湖実験所;茨城大学 潮来臨湖実験所;東京大学 三崎臨海実験所 名古屋大学 菅島臨海実験所;京都大学 瀬戸臨海実験所;神戸大学 岩屋臨海実験所; 岡山大学 牛窓臨海実験所;島根大学 隠岐臨海実験所 広島大学 向島臨海実験所; 高知大学 宇佐海洋生物教育研究センター;熊本大学 合津マリンステーション ;琉球大学亜熱帯生物研究センター 各実験所ごとに、計画が立てられ4月~翌年2月にかけて参加募集の通知が来る。随時、生物学科掲示板(4階)に掲示するので、参加希望者は担当者まで申し出ること。
・日程
開講時期は、多くは夏期休業期間中(7月中旬~8月下旬)であるが、実験所によっては、春期休業期間中や、秋期休業期間中に行われるものもあ る。また、対象学年も、実験所によって異なる。開講期間、対象学年など詳細は、4月下旬に案内の到着次第生物学科掲示板に掲載するので、注意しておくこと。 開催場所,日程等については,国立臨海/臨湖実験所ホームページ(http://www.research.kobe-u.ac.jp/rcis-kurcis/station/plan2.html)を参照されたい。
【学習の方法】
・受講のあり方
野外での観察、採取や屋内での実験、観察。
・授業時間外学習へのアドバイス
各実験所において、実習初日に実習の全体についてのガイダンスがある。配布された資料を事前によく点検確認しておくこと。
【成績の評価】
・基準
成績評価基準は,実習を公開している実験所ごとに異なるので、実験所でのガイダンスを受けること。疑問があれば,開講実験所に問い合わせること。
・方法
実習を実施する各臨海実験所などにおいて、実際の生物材料が取扱えるようになったか、観察,データの分析などでき、専門知識がもつことができたが評価される。本学では、公開臨海実習開催校からの評価に基づいて、評価を出している。
【テキスト・参考書】
通常は、特別必要でない。実習の手引きや資料などは、実習担当者から配布される。
【その他】
・学生へのメッセージ
実際の実習は、他大学の臨海・臨湖実験所等で行うので、山形大学の学生として恥ずかしくない態度で履修して欲しい。幸い、これまでの履修者の評判は、各実験所で良好であるが、くれぐれも夏のレジャーなどとは誤解しないように。 実習によっては、2年次のみを対象としていたり、また、3年次のみであったりする。従って、希望する年度に必ず受講できるとは限らない。また、受講希望者が多い場合、受講が受け入れられないこともある。 また,参加の申し込みに当たってふつう健康診断書の添付が要求されるので,期限を考えて早めに申し込みの手続きをとること。
・オフィス・アワー
毎週月曜日の午後2時40分から午後4時および毎週木曜日の午後2時40分から午後4時まで、理学部品川研究室にて。
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