国際保健学
 International Health
 担当教員:森鍵祐子(MORIKAGI Yuko),栗山晶子(KURIYAMA Shoko),小松恵(KOMATSU Megumi),齊藤純子(SAITO Junko)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 開講学年:4年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学科  科目区分:専門基礎科目 
【授業の目的】
・社会の変化を敏感に捉えた看護の役割・機能・責務を理解するため,多様な文化と社会における対象の理解を深める
・国際的な保健医療課題と国際協力活動の理解を深める
・グローバルな視点で保健医療課題を理解し,必要な援助方法の理解を深める
・グローバルな視点でプライマリ・ヘルス・ケアにおける疾病・障害予防,健康増進対策の理解を深める

【授業の到達目標】
・多様な文化と社会を考慮した対象の理解について自身の考えを述べられる
・国際的な保健医療課題と国際協力活動が理解できる
・グローバルな視点から保健医療課題と必要な援助方法を理解できる
・グローバルな視点からプライマリ・ヘルス・ケアにおける疾病・障害予防,健康増進対策を理解できる

【授業概要(キーワード)】
国際保健,グローバリズム,多様性,保健医療課題,国際協力活動,プライマリ・ヘルス・ケア

【科目の位置付け】
・国内外における社会と人々の生活の変化に関心を持ち,変化に対応する看護の役割・機能・責務を理解し,必要な変革を実施するための知識と態度を養う科目である
・国際社会におけるプライマリ・ヘルス・ケアの実践例を通して,グローバルな視点でニーズを捉え,ニーズに対応する実践方法を科学的に思考する

【授業計画】
・授業の方法
・非常勤講師による講義・演習形式で行うので,出席状況と意見・感想,レポート課題を重視する
・毎回,諸外国の保健医療課題の現状と支援の実際を取り上げ,国際保健の理解を深める
・毎回,多様な文化と社会を考慮した対象の理解や国際保健に関するグローバルな視点での意見・感想を求める
・講義終了後にレポート課題を課す
・日程
11月~12月
1-4回 世界の保健医療課題の現状と国際保健に必要な支援技術(演習含む),国際協力活動の仕組みとプライマリ・ヘルス・ケア (栗山)
5-6回 諸外国の保健医療課題に対する支援の実際 (小松)
7-8回 開発途上国の保健医療課題に対する支援の実際 (齊藤)

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に予習・復習を行い,授業に臨むこと
分からない点や他者の考えを聞きたい点は積極的に講師へ尋ねること
・授業時間外学習へのアドバイス
以下による予習・復習を推奨する
・提示した参考書や関連文献・Web等に目を通す
・資料,ノート,参考書を読み,自身の考えを深める
・広い視野で新聞やニュース等から関連情報を収集し,自身の考えを深める

【成績の評価】
・基準
以下を合格基準とする
・多様な文化と社会を考慮した対象の理解について自身の考えを述べられる
・国際的な保健医療課題と国際協力活動が理解できる
・グローバルな視点から保健医療課題と必要な援助方法を理解できる
・グローバルな視点からプライマリ・ヘルス・ケアにおける疾病・障害予防,健康増進対策を理解できる
・方法
・出席回数3/4以上の者を評価対象とする
・出席状況(20点),授業の意見・感想(30点),レポート課題(50点)

【テキスト・参考書】
<参考書>
・浦田喜久子編:看護の統合と実践3 災害看護学・国際看護学,系統看護学講座統合分野,医学書院,2019
・柳澤理子:改訂版 国際看護学 看護の統合と実践,ピラールプレス,2017
・木原正博,木原雅子翻訳:グローバルヘルス 世界の健康と対処戦略の最新動向,メディカルサイエンスインターナショナル,2017
・一般財団法人厚生労働統計協会:国民衛生の動向,厚生の指標増刊

【その他】
・学生へのメッセージ
本科目の積極的な受講により,グローバルな視点で物事を捉え,多様性に配慮していくための知識と感性が磨かれることを期待します
・オフィス・アワー
非常勤講師:原則として授業終了後に対応する
上記以外は森鍵研究室において随時対応する(不在のこともあるため事前の予約を推奨する)

<非常勤講師>
元青年海外協力隊 助産師・看護師 栗山晶子
岩手医科大学看護学部 特任講師 小松恵
公益社団法人青年海外協力協会岩沼市障害者地域活動支援センターやすらぎの里 所長兼看護師(元青年海外協力隊) 齊藤純子

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