【授業の目的】
産業保健,学校保健における制度と仕組み,および対象の健康課題の把握と適切な支援方法について理解する
【授業の到達目標】
1. 産業保健における健康課題・安全管理、健康管理および健康支援について理解できる 2. 学校保健における健康課題,保健管理,保健教育,保健組織活動について理解できる
【授業概要(キーワード)】
産業保健活動,学校保健活動,地域,健康
【科目の位置付け】
生命の尊厳と人間としての権利を重んじ,看護サービスを受ける人々を常に擁護する立場にたち,その人らしい生活を支援する看護を提供できる知識と実践方法を産業・学校保健の領域から理解するものである
【授業計画】
・授業の方法
各講義ごと資料を配布し,テキスト,パワーポイント,DVDを用いて要点を整理した講義を行う 講義内容に関する意見,感想などを尋ね学生の参加を促す講義とする
・日程
第1回 産業保健の意義と目的,法的根拠 第2回 産業保健活動 第3回 産業保健における看護職の役割・機能 第4回 産業保健総合支援センターの活動,作業環境測定の実際 第5回 学校保健の意義と目的 第6回 学校保健の法的根拠 第7回 学校保健活動の実際1 第8回 学校保健活動の実際2 第9回 試験とまとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
テキストや配布された資料を活用し,キーワードや重要事項に線を引いたり,筆記するなどして内容の理解に務めてほしい わからないことは自分で調べたり、質問するなどして公衆衛生看護学の概要について主体的に学んでほしい
・授業時間外学習へのアドバイス
既習科目である公衆衛生看護学概論,小児看護学概論の授業内容を復習する 講義内容には連続性があるので前回の授業の概要を整理して臨む 講義テキストや参考書,資料等の情報を統合・要約して予習復習する
【成績の評価】
・基準
以下を合格の基準とする 1. 産業保健における健康課題・安全管理、健康管理および健康支援について理解する 2. 学校保健における健康課題,保健管理,保健教育,保健組織活動について理解する
・方法
1.出席・授業への参加状況 毎回出席を確認し授業に対する意見・感想,自己評価を求める 2.レポート課題 産業保健論の出席回数3/4以上の者を対象にレポートを課し,学習状況を評価する 3.筆記試験 学校保健論の出席回数3/4以上の者を対象に試験を実施する 6割以上を合格とする 再試験は1回のみ実施する 4.最終評価 全授業の出席回数3/4以上ならびに筆記試験6割以上を評価対象とする 筆記試験(40点),レポート課題(40点),出席・授業への参加状況(20点)
【テキスト・参考書】
<参考書> 中谷芳美他:標準保健師講座3対象別公衆衛生看護活動,医学書院 井伊久美子他:新版保健師業務要覧,第3版,日本看護協会出版会 一般財団法人厚生労働統計協会:国民衛生の動向,厚生の指標増刊 柳川洋他編:公衆衛生マニュアル,南山堂 河野啓子:産業看護学,日本看護協会出版会 衞藤隆他編:学校保健マニュアル,第8版,南山堂 徳山美智子他編:学校保健安全法に対応した改訂学校保健 ヘルスプロモーションの視点と教職員の役割の明確化,東山書房
【その他】
・学生へのメッセージ
受け身ではなく、質疑応答や意見交換を通して理解を深めてほしい 規則正しい生活を心がけ、勉強に集中できるよう健康管理に留意すること
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を下記のとおり設ける 非常勤講師:原則として授業終了後 小林・森鍵・地域看護学研究室(赤間:2階):開講日,授業終了後 会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に連絡すること 連絡先は初回の授業で周知する
<非常勤講師> 医療法人健友会本間病院 院長 菅原保 山形産業保健総合支援センター 産業保健相談員・産業医 神村裕子 山形産業保健総合支援センター 産業保健相談員・労働衛生コンサルタント 齋藤誠 山形大学地域教育文化学部 教授 新井猛浩 山形大学附属特別支援学校 養護教諭 山形大学附属小学校 養護教諭
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