異文化コミュニケーション実習A(英語3)
 Exercises in Intercaultural Communication
 担当教員:黒田充紀(KURODA Mitsutoshi)・小島武夫(KOJIMA Takeo)・仁科浩美(NISHINA Hiromi)・Matthew Joseph ZISK, KarolinJIPTNER

 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:2年,3年,4年, 博士前期課程の学生  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:工学部  科目区分:選択科目・選択 
【授業の目的】
(1)異文化に対する認識を深め、国際感覚および語学力を養う。
(2)海外の大学生の学生生活や物事に対する考え方を知る。
(3)世界と日本の産業との関わりや、グローバルな企業人に必要とされる知識・能力を知る。

【授業の到達目標】
(1)異なる文化に対する知識を獲得し、理解することができる。
(2)外国語での実践的なコミュニケーションスキルを高める。
(3)日本を客観的に捉え、他国との比較により、優れている点や不足している点を自らの視点で考えることができる。
(4)日本のものづくり産業と世界との関わりを学び、自己のキャリアパスを考える際に生かすことができる。

【授業概要(キーワード)】
異文化交流、コミュニケーション、アジアの発展、ものづくり産業、キャリアパス

【科目の位置付け】
この授業は、国際的な視点から多様な考え・価値観の存在を認識することにより、自らの思考の柔軟性や人間性の豊かさを培おうとするものである。(工学部ディプロマポリシー 1.豊かな人間性と社会性および2.幅広い教養と汎用的技能)

【授業計画】
・授業の方法
授業は、海外への渡航前の事前学習期間、海外実施期間、事後学習期間の3つの部分から構成される。
事前学習期間:週1回の予定で海外協定校の国・地域事情についての学習、および、コミュニケーションツールとなる英語の実践力を強化する学習を行う。
海外実施期間:8月または9月に10日間前後のアジアでの研修を実施する。
事後学習期間:活動を振り返り、報告レポートを英語で作成する。加えて、公開での報告会を実施する。
・日程
5月中旬 説明会開催
6月初旬 選考・決定
6月~出発まで 週1回 英語力強化講座および派遣国に関する基礎知識の学習
8月または9月 現地にてプログラム実施
10月初旬 レポート提出
10月下旬 公開での報告会で発表

【学習の方法】
・受講のあり方
語学(英語)の学習は、事前学習期間中に現地での実際の活動を見据えて、自ら積極的に十分に練習すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
国際交流センターが提供するイベント等を通し、キャンパス内の留学生や、海外渡航経験者と交流を持ち、役立つ情報を収集するとよいでしょう。

【成績の評価】
・基準
(1)異なる文化に対する知識について説明でき、理解を深めたことを適切に説明できることが合格の基準です。
(2)現地での活動において英語による意思の疎通を意欲的に行っていることが合格の基準です。
(3)日本を客観的に捉え、他国との比較により、優れている点や不足している点を論述できていることが合格の基準です。
(4)企業見学における活動に積極的・能動的に参画していることが合格の基準です。
・方法
平常点(事前活動20点及び現地での活動30点)50点+レポート30点+報告発表会20点。100点満点中60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度、学生の理解に合わせて、適宜、指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
異なる文化の中で、同世代の学生と学ぶ時間は、皆さんにさまざまなことを考える機会を与えてくれるでしょう。世界へ視野を広げる最初の一歩として主体的に参加してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は仁科浩美研究室(1号館2階204(東))において、原則、火曜日の昼休み(12:00~13:00)としますが、これに限らず在室している時は随時対応します。

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