【授業の目的】
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病虚弱者)取得をめざし、3週間の実習で、主に次のことを目的とする。 ・障害児の実態と教師の仕事について、理解を深める。 ・授業観察と授業実践を通して、障害児の学び、授業づくり、教師の支援、子どもへのかかわりについて考察を深める。 ・それぞれの子どもが示す障害の特性を理解する。 ・教職について考察し、将来教職に就く自身の資質・能力について検討する。 ・実習終了後、教職に就くまでの間に大学においてさらに学び深めるべき課題を明確にする。
【授業の到達目標】
○障害児の実態について理解し、子どもの学びについて考察できる。 ○教師の仕事について理解できる。 ○授業観察を通して、授業の構造・展開、教師の支援について考察することができる。 ○チーム・ティーチングにより協力して指導に当たり、子ども一人一人にきめ細かく対応することができる。 ○教材研究を行い、指導案を作成して授業を行い、省察することができる。
【授業概要(キーワード)】
学び、かかわり、障害理解、授業、教材研究、指導案、教職
【科目の位置付け】
特別支援学校教諭一種免許状取得希望者には必修である。取得のための基礎資格として、小学校教諭一種免許状又は中学校教諭一種免許状の取得が必要である。
【授業計画】
・授業の方法
○4年次の8~9月に、附属特別支援学校において、3週間教育実習を実施する。 ○特別支援教育担当教員が実習校を訪問し、研究授業及び事後研究会に出席して、教育実習生への指導を行う。
・日程
(1)主な指導内容 障害児の理解 障害児の学習指導案の作成 障害児の生活指導案の作成 障害児学級の学級経営の作成 授業評価の方法の理解 授業研究会のもち方
(2)学生に指定ないし義務づけられている担当時間 授業参観(30時間) 教科の授業の担当(最低9時間) 研究授業担当(最低2時間) 授業研究会(最低4時間)
【学習の方法】
・受講のあり方
実習中は自ら積極的に行動し、子どもたちとかかわり、自分なりに課題を見い出す。
・授業時間外学習へのアドバイス
・教育実習が始まる前に、『教育実習の手引き』と『特別支援学校学習指導要領解説』に何度も目を通しておくこと。 ・障害に対する知識、理解を深めておくこと。
【成績の評価】
・基準
山形大学地域教育文化学部教育実習専門委員会が、実習校からの資料に基づき評価する。
・方法
山形大学地域教育文化学部教育実習専門委員会が、実習校からの資料に基づき評価する。
【テキスト・参考書】
【テキスト】山形大学『教育実習の手引き【特別支援学校実習編】』 【参考書】文部科学省『特別支援学校学習指導要領解説』
【その他】
・学生へのメッセージ
無断欠勤は絶対にしないでください。実習期間中はアルバイトは絶対に行わず、実習に専念してください。
・オフィス・アワー
教育実習について疑問点や不安など、何か相談したい内容がある場合、特別支援教育担当教員に相談してください。
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