教育実践実習事前・事後指導(中・高)
 Pre-& Post- guidance for Teaching practice(Junior & senior high school)
 担当教員:教育実習専門委員会()
 担当教員の所属:教育実習専門委員会
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分:教職科目 
【授業の目的】
【事前指導】教育実習に向けて、学校教育・生徒の発達の特質・学級集団・学級経営・道徳・授業評価など、実習前に理解しておくべき内容について学ぶことを目的とする。
【事後指導】自身が受けた教育実習を振り返り、授業と実習全般について考察した上で、卒業するまでに深めておくべき自己の課題を明確にする。さらに、教育実習を終えた段階で、教職について自分なりに考察することを目的とする。

【授業の到達目標】
【事前指導】
オリエンテーション、学校教育全般について、生徒の発達の特質について、学級集団・学級経営について、道徳について、評価についてなど、合計9回の授業を受け、オリエンテーションを除いた8回分の内容について理解した上で、各回で提示される課題についてミニレポートを記述することができる。
【事後指導】
自身の教育実習を振り返り、教科指導・生徒指導、教材について考察し、今後の自身の学習課題を見い出すことができる。

【授業概要(キーワード)】
学校教育、学級集団、学級経営、発達、道徳、評価

【科目の位置付け】
この事前・事後指導は、教育実習とセットになっているため、教育実習に参加する学生は必ず受講しなければならない。

【授業計画】
・授業の方法
【事前指導】
○事前指導の全体指導では、第1回目にオリエンテーションを行い、第2~9回は、テーマごとにオムニバスで複数の教員が講義を担当する。
○附属中学校の研修会を事前指導の一部として位置づけ、レポートを書いていただく。
【事後指導】
○4年次の9月に全体指導を実施する。
○教科指導についての振り返りを行い、教科別課題として各自でレポートを執筆する。
・日程
【事前指導(3年次)】(24時間)
第1回 教育実習オリエンテーション
第2回 児童・生徒の発達の特質の理解
第3回 学校教育全般の理解
第4回 学級集団の理解
第5回 学級経営の理解
第6回 個々の児童・生徒理解・受容の方法
第7回 道徳の時間と指導案の作成
第8回 教育活動全般の評価の方法の理解
第9回 授業評価の方法の理解

【事後指導】(6時間)
4年次の9月に全体指導(合計2コマ分、4時間):教科指導についての反省、生徒指導についての反省、教育実習全般の反省と今後の学習課題の意識化
4年次:教科指導についての反省(合計1コマ分、2時間)

【学習の方法】
・受講のあり方
特に「事前指導」において、次のことに注意が必要です。
○「授業計画」で記した日程のすべての授業に出席し、第2回~第9回の合計8回分について、毎回ミニレポートの提出が必須になります。各回について、一週間以内にミニレポートを提出していただきます。
○附属中学校の研修会に参加した後、レポートを提出していただきます。
○8回分のミニレポートと附属中学校の研修会後のレポートの提出がない場合は、基礎実習を行うことはできません。
・授業時間外学習へのアドバイス
○全体指導の第2~9回のミニレポートの提出期限は、各回、一週間以内とします。授業時間外に執筆し、この〆切を守って提出してください。ただし、授業担当者によっては、授業時間内にミニレポートを書いていただく場合もあります。
○一週間以内にミニレポートを提出できない場合、授業担当者の先生の研究室へ必ず事情を説明しに行ってください。
○授業を欠席せざるを得ない場合(「介護等体験等」、「忌引き」などのため)、授業担当者の先生の研究室を訪問し、必ず「代わりとなる課題」を受け取ってください。

【成績の評価】
・基準
【事前指導】
全体指導については、合計9回の授業を受け、合計8回分の内容についてミニレポートを期限を守って提出することを合格の基準とします。
【事後指導】
自身の教育実習を振り返り、教科指導・生徒指導、教材について考察し、今後の自身の学習課題を見い出すとともに、教科別課題としてレポートを書いて提出することを、合格の基準とします。
・方法
○3年次の事前指導における全体指導で、8回分の授業内容について、合計8つのミニレポートをすべて提出することを最低条件とします。8回分のミニレポートがすべて提出されていない学生については、基礎実習に参加することができません。
○事前指導と事後指導とがセットになって、1単位が出されます。
○「事前・事後指導」の単位が認定されなかった場合は、たとえ「教育実践実習」に参加していたとしても、その「教育実践実習」は無効となります。(ただし、「教育実践基礎実習」の1単位は認められます。)
○配点は次の通りです。
・事前指導レポート(全体指導)【50点】
・事前指導レポート(教科(附属小学校での研修会参加・授業参観))【30点】
・事後指導レポート(教科別課題レポート)【20点】

【テキスト・参考書】
【テキスト】
山形大学『教育実習の手引き【中学校実習編】』
毎回、プリントを配布したり、パワーポイントで資料を提示したりします。
【参考書】適宜、授業担当者が紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
【事前指導】
○「介護等体験等」や部活の試合など、事前に予定がわかっている事情については、事前に授業担当者の先生に「欠席届」を提出し、先生から、代わりとなるミニレポート課題を受け取り、指定された提出期限まで(原則として「授業日から一週間以内」)に、学生センターのボックスではなく、先生が指定された場所に提出してください。
○部活の試合、大会などのために欠席する場合は、顧問の先生の押印のある「欠席届」を提出してください。
○病気やけがで授業を欠席した場合には、授業後、速やかに(原則として「授業日から一週間以内」に)授業担当者の先生の研究室を訪問してください。
※詳細については、第一回目のオリエンテーションで説明がありますので、よく聴いてください。
・オフィス・アワー
複数の先生方が授業を担当されますので、それぞれの先生の指示に従ってください。会議や出張等で不在になられることもありますので、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、それぞれの先生の授業で確認してください。

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