【授業の目的】
人間の言語・学習に関して心理学的観点からの検討を行う。その上で現実の世界で問題となる事象について考察する.
【授業の到達目標】
心理学における学習理論について基礎的な説明ができる。 心理学における言語現象・理論に関して基礎的な説明ができる.
【授業概要(キーワード)】
学習理論,動機づけ,認知心理学,教授・学習過程 ,言語心理学
【科目の位置付け】
公認心理師の視覚に関わる授業 心理学における学習理論について基礎的な説明ができる。心理学における言語現象・理論に関して基礎的な説明ができる.
【授業計画】
・授業の方法
講義を通して進行するが,毎回演習的要素を取り入れ,討論やまとめの課題などが要求される。
・日程
第1回:オリエンテーション:言語・学習心理学の概要に関する説明と授業の進め方(特に学習方法や取り組み方)について理解を図る 第2回:学習過程における行動主義的観点について1(古典的条件づけを中心に検討する) 第3回:学習過程における行動主義的観点について2(オペラント条件づけの原理を中心に検討する) 第4回:学習過程における行動主義的観点について3(オペラント条件づけを学習環境に活用する) 第5回:社会的学習理論における学習過程について1(モデリング理論の特徴を中心に検討する) 第6回:社会的学習理論における学習過程について2(モデリングの下位過程を中心に検討する) 第7回:社会的学習理論の活用について(学習集団としての教室やセルフエフィカシーやセルフコントロールなど学習過程における活用の可能性について検討する) 第8回:教授学習過程に関連する動機づけ過程について(主として内発的動機づけなどについて検討する) 第9回:教授学習理論への応用について(教授学習過程を支える学習理論として,主としてプログラム学習理論について検討する) 第10回:言語理論における発達心理学的基礎について検討する 第11回:言語理論について認知発達的観点からの検討する 第12回:言語理論について学習心理学的観点から検討する 第13回:言語学習について総合的に検討する 第14回:教室場面における教授学習理論について検討する 第15回:まとめ これまでの講義内容を横断的に検討する。定期試験 これまでの講義内容を暗記するのではなく,活用できるかどうかについて,横断的に確かめる。
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回の授業は基本的に前回までの知識を前提とするので、十分に理解しておくことが必要である。また毎回の授業では基本的にすべての受講生に対して,議論や発言が求められる。
・授業時間外学習へのアドバイス
この講義で用いる概念は,すでに知られていることです。講義中に示されたキーワードなどを手がかりに,自ら学習することができる部分が多いと思います。また言語・学習心理学は,人間の活動について考察したり,遂行するときに,とても活用できる知識でもあります。重要な部分が多いので,十分な学習時間を確保できるよう努力してください。
【成績の評価】
・基準
授業に到達目標に従って,人間の活動において活用できる基礎的な言語・学習理論について身につけることを確認します.また毎回の授業の理解度についても確認します.最終課題として,言語・学習理論を応用できることを確認します. 出席等は、山形大学のルールに従って評価されます。
・方法
テスト 40点(人間の活動において活用できる基礎的な言語・学習理論について身につけることをを確認します)授業中の課題20点(毎回の授業の理解度を確認します)レポート40点(主として言語・学習理論を応用できることを確認するものです)また出席等は、山形大学のルールに従って評価されます。
【テキスト・参考書】
授業中(ガイダンス時)に指定します。 参考書 学習の心理学 今田寛 培風館:社会的学習理論 バンデュラ 金子書房:人を伸ばす力 デシ 新曜社
【その他】
・学生へのメッセージ
授業の内容を理解できるように,自ら課題に取り組んでください。 課題やメモの再配布は行いませんので、自らの責任で対応して下さい。
・オフィス・アワー
授業時間以外に学生の質問に答えるオフィスアワーを水曜日(12:10~13:00)に地域教育学部1号館4階407の研究室で実施します.なお会議や出張などで不在になることもありますので,確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします.
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