コミュニティ心理学に関する知識や技能について学ぶ。

・コミュニティ心理学の概要を理解する
・コミュニティ心理学的介入について理解する
・コンサルテーションの理論と実際を理解する
・社会的資源と支援組織作りについて理解する

コミュニティ心理学、システム理論、危機介入、コンサルテーション、社会的資源

公認心理師の受験に必要な科目である。臨床心理学が実生活のさまざまな領域において実践されていることを学ぶ。

オリエンテーションののち，コミュニティ心理学の総論的な部分の講義を実施する。その後は学生によるレポートならびに演習を組み合わせて進める。

1 オリエンテーション（第1回）
2 コミュニティの概念，コミュニティ心理学の定義（第2回）
3 基本的発想（心理社会的ストレスモデル，エンパワメント，人と環境の結合等）（第3回）
4 背景となる理論（危機理論，ストレス理論，システム理論，ラベリング理論等）（第4回～第5回）
5 コミュニティ心理学的介入（家庭・地域における実践，学校・教育の場における実践，産業・職場における実践，医療・保健・福祉の場における実践，多文化コミュニティを支える実践）（第6回～第14回）
6 授業の振り返りとまとめ（第15回）

１回目に授業の進め方について話し合い、レポートの割り振りなどを行います。

レポートは、自分の興味のある特定の領域やアプローチに狙いを定めて、より詳しく調べて主体的に取り組んでください。

コミュニティ心理学に関する知識や技能について基本的な事項を習得することが合格の基準です。

毎授業後に提出する小レポート及びレポーターとしての報告内容および授業時の討議内容によって評価する。

植村勝彦他編　よくわかるコミュニティ心理学　ミネルヴァ書房

レポーターの経験は将来必ず役に立つはずです。嫌がらないで取り組んでほしいと思います。また，他のレポートを聞く場合，関心を持って聞くように心がけましょう。

授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を設定します。日時等は、授業の際に具体的に指示します。