臨地実習Ⅰ
 Foodservice PracticumⅠ
 担当教員:三原 法子(MIHARA Noriko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:実習
 開講対象:食環境デザインコース4年  科目区分:専門科目(発展) 
【授業の目的】
給食経営管理概論・各論、給食経営管理実習および、臨床栄養学概論・各論、臨床栄養学実習等の知識を病院、福祉施設、給食センター等で実体験し、専門職としての実務を学ぶ。

【授業の到達目標】
・各実習施設において、給食管理と栄養管理の2つの知識がどのように繋げて運用されているかを理解できるようになる。
・給食提供時の衛生管理を学ぶことができる。
・栄養管理から治療食提供までのチーム医療を体験する。

【授業概要(キーワード)】
集団給食、栄養ケア・マネジメント、治療食、チーム医療

【科目の位置付け】
栄養士免許修得のために学んできた専門知識が実習先でどのように実施されているかを学ぶ

【授業計画】
・授業の方法
集中で行う。2年次に4種抗体とその検査の説明の授業をうける。3年次に4種抗体検査と予防接種を受ける。4年次に事前指導として管理栄養士、薬剤師の2名の非常勤講師からチーム医療で必要な栄養ケアと薬剤の知識の講義と、担当教員とアドバイザー教員から実習の心構えの講義を受ける。次に校外実習を経験。その後、事後指導にて校外実習の成果発表の一連の工程を経て単位修得とする。
・日程
1. 2年:2月、4種抗体とその検査の説明の授業
2. 3年:4種抗体検査・予防接種
3~5. 事前指導(管理栄養士、薬剤師、担当教員およびアドバイザー教員)
6~13. 個々に割り当てられた病院、福祉施設、給食センター等で実習。
14~15.事後指導

【学習の方法】
・受講のあり方
各施設において、目的を設定し、実習に取り組むこと。目的は施設の担当者と相談し、業務内容と照らし合わせて設定すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
患者及び入居者、生徒と直接、接するため、コミュニケーションが取れるように訓練しておくこと。

【成績の評価】
・基準
・2年次の「4種抗体検査の授業」、3年次の「4種抗体検査と予防接種を受ける」、4年次の事前事後指導の授業をうける。
・実習先の規定に基づき、栄養管理から治療食提供までのチーム医療を体験し、 10日間の実習を完了する。
以上の2点を満たして合格と判定する。
・方法
・2、3時次の実習準備2回(20点)
・4年次の事前指導2回・事後指導1回(30点)
・実習10日間および実習ノート提出(50点)     計100点で評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:栄養士過程実習ノート 熊沢昭子、医歯薬出版                随時必要資料・書類配布
参考書:臨床栄養学総論および実習Ⅰ・Ⅱで使用したテキスト4冊

【その他】
・学生へのメッセージ
・実習中、具合等が悪くなった、遅刻した等の場合は、①実習施設、②担当教員(三原)の順で電話連絡すること。
・この授業は、栄養士資格取得のための他の授業科目の応用栄養学概論・実習、臨床栄養学概論・各論、臨床栄養学実習Ⅰ・Ⅱ、栄養教育概論・各論、栄養教育実習Ⅰ・Ⅱ、給食経営管理概論・各論、調理学、調理学実習、給食経営実習Ⅰ・Ⅱ、の単位を取得していないと履修できない。
・4種抗体価(麻疹・風疹・水痘・ムンプス)検査結果が全て高くないと、この授業に臨めない。保健管理センターから4種抗体価検査結果の通知が全員に一斉に配布される。その抗体価結果がEIA法8.0未満の場合は、各自かかりつけ病院で、実習1か月前までに予防接種を行い、そのかかりつけ病院から「予防接種証明書」を発行してもらってください。なお、麻疹・風疹の予防接種では、両者の混合ワクチンを一度に接種でき1か月を要することになる。次に、水痘・ムンプスの予防接種を行う場合は、それぞれ約1か月ずつの期間を空けなければならない。ですから、麻疹・水痘・ムンプスの3種の接種を受ける場合は、計3か月を要することになる。なお、4種類、2種類、または1種類の抗体価がEIA法8.0未満の場合は、これらと同様の時間がかかる。
・検便検査(-)もこの授業に臨む前に必要で、保健所から、実習日前日までにその「結果証明書」を発行してもらう。なお、詳しい内容は2年次の2月中旬に行う説明会と3年次の抗体検査と予防接種実施および4年次の事前指導の配布資料を参照の事。
・オフィス・アワー
随時、相談受付有(メールにて予約)。
連絡先:n.mihara@e.yamagata-u.ac.jp

21147380-2019-08-27368