課題演習(文化人類学)
 Project Seminar(Cultural Anthropology)
 担当教員:坂井 正人(SAKAI Masato)、松本 雄一(MATSUMOTO Yuichi)、山本 睦(YAMAMOTO Atsushi)、松本 剛(MATSUMOTO Go)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「ナスカの地上絵」
山形大学ナスカ研究所(ペルー共和国イカ県ナスカ市)が、ナスカ台地およびその周辺部で実施している現地調査(フィールド・ワーク)に参加することで、海外における現地調査のあり方を学ぶ。調査への参加を通じて考古人類学のフィールドワークの手法を身につけ、異文化理解の視点を獲得する。

【授業の到達目標】
この実習を履修した学生は、山形大学ナスカ研究所の調査に参加することを通じて、海外における現地調査(フィールド・ワーク)の基礎が修得できる。

【授業概要(キーワード)】
ナスカの地上絵、ナスカ市、フィールドワーク、考古人類学、異文化理解

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
山形大学ナスカ研究所が実施する現地調査に参加する。現地調査の参加に先立ち、先行研究を理解する。また、調査参加後に、レポートを作成する。
・日程
1 ガイダンス
2 先行研究のまとめ
3 現地調査(ペルー共和国イカ県ナスカ市)への参加
4 レポートの作成

【学習の方法】
・受講のあり方
ガイダンスには必ず参加してください。先行研究を十分理解した上で、現地調査に参加すること。現地調査は現地集合、現地解散です。
・授業時間外学習へのアドバイス
「予習のあり方」
ガイダンスで指定された図書を読んで、ナスカでの現地調査のあり方を予習する。
「復習のあり方」
現地調査への参加経験を元にして、レポートを執筆する。

【成績の評価】
・基準
ガイダンスおよび現地調査中の質疑応答、レポートによって、知識の修得、理解の度合い、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定する。基準は(1)考古人類学の調査の基礎について的確に説明できる。(2)「ナスカの地上絵」について自分の言葉で説明できる。
・方法
(1)参加準備の進捗状況(25%)、(2)調査参加の意欲度(25%)、(3)レポート(50%)によって行う。

【テキスト・参考書】
アンソニー・アヴェニ 2006 『ナスカ地上絵の謎』創元社
地球の歩き方編集室 2010『世界遺産 ナスカの地上絵 完全ガイド』ダイヤモンド社

【その他】
・学生へのメッセージ
 山形-ナスカ市(ペルー共和国)の往復旅費と生活費は学生の負担となります。期間は1週間から10日程度の予定です。パスポートの取得、海外旅行保険への加入などが必要となります。具体的な日程および必要経費についてはガイダンスの際に説明します。ガイダンスの日程は掲示します。
 現地での授業担当予定教員は山形大学ナスカ研究所に勤務のため、相談がある場合、メールで連絡をお願いします。
坂井正人<sakai@human.kj.yamagata-u.ac.jp>,
松本 雄一 <ymatsu@human.kj.yamagata-u.ac.jp>
・オフィス・アワー
質問・相談などがありましたら、メールで御連絡ください。連絡先メールは<sakai@human.kj.yamagata-u.ac.jp>です。

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