【授業の目的】
グローバル・スタディーズコースには,様々な専門の教員が所属しています。本講義では,コース所属教員が自身の研究内容の一端を,分かりやすく紹介します。多彩な分野から成る一連の講義を聴くことによって,グローバル・スタディーズの基本的な視座と方法について総合的に学びます。
【授業の到達目標】
(1)グローバル・スタディーズに関する基本的な視座と方法を身に付ける。 (2)上記のような視座と方法に基づき,レポートを作成できる。
【授業概要(キーワード)】
グローバル、海外、留学
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
コース所属教員によるオムニバス講義が中心となります。各教員が1回の講義を担当し,みずからの研究に関するテーマを選んで,わかりやすく講義します。 また,海外研修実施報告、山大留学生との座談,海外研修説明、留学事前演習、協定校留学説明を行います。
・日程
第1回:4月11日 オリエンテーション(冨田ほか) 第2回:4月18日 海外研修実施報告(引率教員もしくは参加学生) 第3回:4月25日 海外研修説明 (研修担当教員)と第2回新入生アドバイザー懇談会(1年生アドバイザー教員) 第4回:5月9日 留学生との座談(冨田ほか) 第5回:5月16日 「離婚」と中国の小説;20世紀以降の中国で、「離婚」は小説のテーマとなり得たか。(西上) 第6回:5月23日 世界の言語と日本語—日本語は特殊な言語なのか?(池田) 第7回:5月30日 錯覚と誤解の比較文学・比較文化入門(相沢) 第8回:6月6日 日本人と英文学と聖書について考える(中村) 第9回:6月13日 現代英語の変則的・逸脱的な用例から文法の役割について考えます。(鈴木) 第10回:6月20日 同性間結婚はこのまま世界中に広まっていくだろうか?(今村) 第11回:6月27日 フィリピンで学ぶ/フィリピンを学ぶ(&学生参加者によるフィリピン研修報告)(伊藤) 第12回:7月4日 言語は、なぜ、どこで、どうやって滅びるのか、そして無くなると何が失われるのか(アーウィン) 第13回:7月11日 ドイツから見た東西南北-ヨーロッパを多面的に捉える試み(渡辺) 第14回:7月18日 「台湾人」とは何か?—台湾のエスニシティとナショナル・アイデンティティを考える(許) 第15回:7月25日 留学事前演習・協定校留学説明(授業担当教員)
【学習の方法】
・受講のあり方
すべての講義を通して聴き,グローバル・スタディーズコースの広範かつ多彩な研究内容にふれてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
興味のある分野については,参考文献を読んだり,何か調べてみたり,疑問を持ったりするような積極的姿勢が求められます。
【成績の評価】
・基準
毎授業時のコメントペーパーと学期末レポートを課し,知識の修得,理解の度合い,汎用的技能(論理的思考,文章表現力),参加の度合いのそれぞれの項目について判定し,その合計点を用いて判定します。基準は(1)グローバル・スタディーズに関する基本的な視座と方法が身に付いているか。(2)上記のような視座と方法に基づき,レポート作成ができているか。
・方法
毎授業時のコメントペーパー:30%,学期末レポート70%。 なお,学期末レポートは,10名の担当教員がそれぞれ1つのレポート課題を出しますので,その中から1課題を選択してレポートを書くことになります。
【テキスト・参考書】
テキストは使用しません。参考書や資料に関しては各回の担当教員から指示される場合もあります。
【その他】
・学生へのメッセージ
毎回の出欠確認は,カードリーダーによる出欠情報システムを利用しています。学生証を忘れずに持参してください。
・オフィス・アワー
冨田かおる:月9・10校時,各担当教員については,授業時に確認してください。
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