国際協力論
 International Cooperation
 担当教員:今村 真央(IMAMURA Masao)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
20世紀は戦争の世紀でした。そして、戦争はまだ続いています。本授業では、前世紀と今世紀のアジアから複数の事例を取り上げ、戦争がなぜ終わらないかを考えます。 

【授業の到達目標】
複雑な政治的・倫理的問題について自分なりの見解を、文章でも口頭でも説明することができる。授業での討論に積極的に参加できる。

【授業概要(キーワード)】
戦争、アジア、平和構築

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」をよく参照し、よく理解した上で履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
定められて各トピックについて、履修生による口頭発表と講師による講義があります。原則として各履修生に、口頭発表が課せられます。
・日程
第1回 イントロダクション:授業の説明(シラバス完全版が配られます。この授業を履修するかもしれない人は必ずシラバス完全版に目を通してください。)
第2回 戦争の世紀としての20世紀
第3回 冷戦期とアジア
第4回 第二次世界大戦:沖縄戦①
第5回 第二次世界大戦:沖縄戦②
第6回 朝鮮戦争①
第7回 朝鮮戦争②
第8回 ベトナム・アメリカ戦争①
第9回 ベトナム・アメリカ戦争②
第10回 ミャンマー民主化闘争と民族紛争①(小論文の問いの提出〆切)
第11回 ミャンマー民主化闘争と民族紛争①
第12回 戦争と戦争映画(小論文初稿提出〆切) 
第13回 小論文初稿討論
第14回 小論文改訂版討論
第15回 これからの国際協力

【学習の方法】
・受講のあり方
履修生による主体的な参加が求められます。班での討論、全体での口頭発表などを通して、お互いから学び合う能力を高めます。小論文も班でお互いに読み合います。
・授業時間外学習へのアドバイス
履修生には、授業時間外に課題映画を観た上で、歴史背景を調査し、調査結果を口頭発表することが課されます。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)」の4つの評価基準で評価します。
・方法
記事・小論文・企画書(3000字)40%、 口頭発表30%、 授業・討論参加30%、として総合的に判断します。

【テキスト・参考書】
『シンパサイザー』ヴィエトタンウェン著、『ビルマの日々』ジョージ・オーウェル著
他は、ウェブクラスで配布します。必読文献は必ず印刷し、授業に持ってきてください。

【その他】
・学生へのメッセージ
国際協力を理解するにはまず国際戦争・紛争を理解しなければいけません。戦争はなぜ終わらないのでしょうか、重い問いですが、この機会に一緒に考えてみましょう。 
・オフィス・アワー
火曜日 14:30 - 16:30 (オフィスアワー外の面談も可能です。メール等で事前にアポイントメントをとってください。)人文社会科学部1号館4階今村研究室

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