英米文化論
 British and American Culture
 担当教員:佐藤 清人(SATO Kiyoto)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
グローバル化する社会において、「日系アメリカ人の歴史と文学」を通して異なった民族や人種が交流・混交する場合に生起する問題を理解し、また、みずからそうした問題の解決方法を見つけ出そうとする意欲を養うことを目的とする。

【授業の到達目標】
グローバル化する社会、多文化社会で生起する問題に対して柔軟に適応できる思考力と判断力を身に付けることができる。

【授業概要(キーワード)】
移民、写真結婚、収容所、忠誠登録

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラムマップ・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修すること。

【授業計画】
・授業の方法
毎回「日系アメリカ人の歴史と文学」に関わる個別のテーマや作品を時代別(順)にとりあげ、明治時代の始めから今日まで日系アメリカ人が歩んできた道のりについて講義する。
・日程
第1回目 オリエンテーション
第2回目 日系アメリカ人小史
第3回目 初期日系アメリカ文学―その1
第4回目 初期日系アメリカ文学―その2
第5回目 二世の文学―ヨシコ・ウチダ
第6回目 映画『写真花嫁』
第7回目 二世の文学―ヒサエ・ヤマモト
第8回目 太平洋戦争と日系アメリカ人
第9回目 映画『愛と哀しみの旅路』
第10回目 ジョン・オカダの『ノー・ノー・ボーイ』
第11回目 三世の文学―デヴィッド・ムラ
第12回目 三世の文学―デヴィッド・マスモト
第13回目 日系アメリカ文学の現在と今後の展望
第14回目 映画『ミリキタニの猫』
第15回目 試験と解説


【学習の方法】
・受講のあり方
授業は主としてパワー・ポイントと資料を使用して行う。資料は担当者があらかじめ用意・配布する場合と、WebClassから受講生各自がダンロードする場合がある。
・授業時間外学習へのアドバイス
日系アメリカ人をテーマとした文献を各自で調査し、日系アメリカ人の歴史や生活について理解を深めること。

【成績の評価】
・基準
日系アメリカ人の歴史における主要な出来事、また文学における主要な作家と作品について的確に説明できることを合格の基準とする。
・方法
普段の修学状況を評価する平常点30点、課題に対するレポート評価30点、学期末に行う筆記試験40点、合わせて100点で評価する。

【テキスト・参考書】
《参考書》
アジア系アメリカ文学研究会(編)『アジア系アメリカ文学―記憶と創造―』(大阪教育図書、2001年)
植木照代(監修)『アジア系アメリカ文学を学ぶ人のために』(世界思想社、2011年)

【その他】
・学生へのメッセージ
日系アメリカ人の歴史と文学に関わる包括的な理解を重視するので、欠席は少なくし、授業全般を理解するように努めること。
・オフィス・アワー
火曜日16時30分から17時30分。事前に連絡があれば、この時間帯以外でも対応可。連絡先は kiyoto@human.kj.yamagata-u.ac.jp

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