【授業の目的】
ロシア文化についてのテキストを読解したり,関心をもったテーマについて自ら調べ,分かったことや考えたことを自分の言葉でまとめ,みなの前で発表することを通して,ロシア文化についての理解を深め,ロシアに限らず様々な文化現象を見る目を養う。
【授業の到達目標】
1)ロシア文化全般についてその多面性を理解し,かつ,特定のテーマについて深い理解を持っている 2)世界の文化を見るための教養人の見方を身につけている 3)単に知識を有するということと真に知的であることの違いがわかっている
【授業概要(キーワード)】
ロシア 文化 理解 体験 教養 知性 プレゼンテーション 知的営為
【科目の位置付け】
ロシア文化に関する様々なテクストを読み合わせたり,討論を重ねることで,自ら問題を見つけ,調べ,解決する力を養うものです。カリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
基本的に受講生の発表が中心になります。ただ,いきなり発表をするのは難しいと思われるので,はじめにロシア文化についてのいくつかの記事(日本語,英語)をみなで読んだり,発表のスキルや調査ツールについて教員が説明をし,個々の問題についての質問に答える時間を設けます。 発表の対象/テーマはロシア文化に関することなら何でもよし。大事なことは自分で調べ,自分の頭で考えることです。教員はヒントを与えたり,助言するだけです。また,ほかの学生たちの質問やコメントは大きな刺激となることでしょう。 授業後,質疑応答を受けて,今回自分で立てたテーマについてレポートを作成してもらいます。
・日程
※受講者の数とテーマによって若干変更になることがあります。 第1回:ガイダンス。関心テーマについてのフリートーク。 第2回:ロシア文化に関する記事の読み合わせ(1)。各自テーマ選定。発表のためのスキル,調査ツールの説明。 第3回:ロシア文化に関する記事の読み合わせ(2)。調べ方についての相談(1) 第4回:ロシア文化に関する記事の読み合わせ(3)。調べ方についての相談(2) 第5回〜第8回:構想発表会 第9回〜第14回:発表 第15回:まとめと反省
【学習の方法】
・受講のあり方
わからないことをそのままにしない。 討論会では積極的に発言する。 ほかの人のことばに耳を傾ける
・授業時間外学習へのアドバイス
調査はしっかり,考察はきっちり,発表ははっきり ── となるよう努めてください。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い,知識の修得,理解の度合い,汎用的技能(論理性,表現力)に関して総合的に判断します。
・方法
授業参加:30点+発表:50点+レポート:20点 授業参加は教室での議論への参加の仕方を評価します。発表はプレゼンテーションとレジュメ,質疑応答への対応をみます。レポートはロシア文化についての知識・理解を測りつつ,着眼点と独創性,表現力を評価します。
【テキスト・参考書】
原則としてテキストは指定せず,適宜プリント等を用意します。詳しくはガイダンスにおける説明や,授業途中での指示にしたがってください。いずれにしても,授業開始前に取りそろえていただくようなものはありません。
【その他】
・学生へのメッセージ
研究テーマ/対象はロシア文化に関することなら何でも結構です。興味・関心のあるところから入って行きましょう。 ロシア語ができることは必ずしも必要ではありませんが,英語文献を読める程度の語学力を期待します。
・オフィス・アワー
授業時間外にみなさんの質問に答える「オフィス・アワー」は,相沢研究室(人文3号館8階))において,原則として火曜日・水曜日・木曜日の昼休み(12:15〜12:45)としますが,これに限らず在室している時は随時対応します。また,会議や出張等で不在にすることもあるため,確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
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